進行形 過去進行形・現在進行形・未来進行形

2020年4月6日

現在進行形・過去進行形・未来進行形

進行形

進行形にも現在進行形があるように、時制に合わせて過去進行形・未来進行形も存在します。
その使い方や、意味について詳しく解説していきます。

進行形の基本文は、主語+be動詞 + 動詞のing」となります。
感覚は、まさに進行中である事を現わしていますので、躍動感を感じます。

過去進行形

主語+was / were+動詞のing」

She was looking at the dress at the shop last night.
---彼女は昨夜お店でドレスを見ていました。
♠彼女が過去のある時点でドレスを見ている光景が連想できます。

これを過去形で表現してみましょう。
She looked at the dress at the shop last night.
---彼女は昨夜ドレスを見ていた。

過去形では、「彼女がドレスを見ていた。」と過去の事実を述べているだけで新聞や小説に出てきそうな文面です。
一方、過去進行形では、時間の流れを感じる事ができますので、彼女がドレスを見ている場面を想像させます。

より臨場感のある口語的ないい方になります。
ですので、行く予定だったのに行けなかったみたいな言いかたをしたい時にも使えます。

I was going to Kyoto next month.
---来月は京都に行く予定だったのにな.
♠頭の中では京都で遊んでいる自分を想像しながら嘆く感覚です。
コロナウイルスでこのような経験をしている方が大勢います。

現在進行形

主語+an / is / are+ 動詞のing」

Look! The baby is laughing.
---見て!赤ちゃん笑ってるよ。
♠まさにこれが現在進行形の代表的な使い方です。
今、目の前で起きている状態を生き生きと表現しています。

①Baby laughs---現在形(現時点の状態)
②Baby has been laughing---現在完了進行形(過去から現在まで続いている状態)

①は、「赤ちゃんは笑う。」
②は、「赤ちゃんは笑い続けている。」

どちらもしっくりきませんね。
現在進行形は、今起こっている事を表現するには欠かせない文型です。

What are you doing?
I'm thinking What I would have been doing if I was rich.
---何してんの?
---お金持ちだったら何してたんだろうって考えてる。
what以下は仮定法を使っています。

未来進行形

主語+will+be+動詞のing形

未来進行形と聞いてもピンとこない方が多いと思います。
未来形とどこが違うのなど疑問に思うでしょう。

では、下記の2つの文を読んでみましょう。

①I will eat dinner when you come.
②I will be eating dinner when you come.

①の場合は、「あなたが来た時に夕食を食べるつもり。」とあなたが来た時点にフォーカスがあります。
②の場合は、「あなたが来た時には私は夕食を食べていますよ」とあなたが来た時にはすでに食事をしている点にフォーカスがあります。
♠進行形を使用する事で、未来の動きが表現できます。

①We will dance at the party when he comes.
②We will be dancing at the party when he comes

①の場合は、「彼がくる頃にはパーティーで私たちはダンスをするわ。」と意思を表していますがダンスをしているかは分かりません。
②の場合は、「彼がくる頃にはパーティーで私たちはダンスをしている。」と彼が来た時にはすでにダンスをしている事を現わせます。
♠進行形を使用する事で、その動作をすでに行っている感覚を出せます。

①What time do you eat breakfast tomorrow morning?
②What time would you eat breakfast tomorrow morning?
③What time would you be eating breakfast tomorrow morning?

77①の場合は、「明日の朝は何時に食事にしますか?」と普通の言い方です。
②の場合は、「明日の朝は何時にご食事にしますか?」と丁寧な言いかたです。
③の場合は、「明日の朝は何時にご食事を食べますか?」と更に丁寧な言いかたです。
♠進行形を使用する事で、丁寧な表現を現わす事ができます。

未来進行形には、単に未来のある時点の状態を現わす未来形と違いすでにその行動がその時点で行われている躍動感が感じ取れます。

動詞と進行形による意味の違い

動詞には下記の4つに大きく分けられます。
1:状態を表わす動詞 know, love, live, etc.
2:動作を表わす動詞 run, walk, move, etc.
3:達成を表す動詞 build, paint, write, etc.
4:到達を表わす動詞 find, arrive, come, etc.

1: の動詞は「状態を現わす動詞」ですので「ing」が使えません。
状態は「ing」をつかわなくても継続しています。
「I'm knowing them.」とは言わず、「I know them」が自然です。

2:3:の動詞は「長期に続ける事ができる動詞」で、「ing」が使えます。
「running」なら走っている状態で、「writing」で書いている状態す。
現在進行形になります。

4:の動詞は「すぐに終わる動作」で、「ing」を付けると「もうすぐ終わる」を現わします。
まだその動作が終了していない事になります。
「I'm fiding my camera.」だと今カメラを見つけている最中でまだ見つかっていません。

I'm driving my car.---すでに車に乗っている。
I'm finding my cae.---まだ車に乗っていない。

進行形では、動詞が到達を現わす場合にはその到達地点に着いていない事を現わします。
This train is soon arriving at Kofu station at 7:30.
---この電車はまもなく7時30分に甲府に着きます。

上記のようなアナウンスが、電車内で流れますと皆さん降りる準備を始めます。
日本でも普通に聞いている進行形ですが、もうすぐ着く事を知らせていると自然に受け止めています。

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