基本前置詞・副詞の感覚

2012年11月26日

基本前置詞・副詞の感覚

基本前置詞・副詞の感覚

英語を習っていますと、前置詞・副詞の使い方に迷う時があります。
日本語の「てにをは」のようなもので、なかなか一筋縄ではいきません。

しかし、前置詞にはそれぞれが固有に持っている基本的が意味があります。
この基本的な部分をマスターしておけば、とんでもなく間違った前置詞・副詞を使ってしまうようなことはもうありません。

前置詞とは、

たくさんある前置詞に圧倒されてしまいますが、すべてに共通することは『前置詞のつぎは名詞が来る』ということ
前置詞とは文字通り、前に置く詞(ことば)です。

そして、その名詞が文の中でどんな働きをしているのか、名詞が動詞やその他の語とどのようにつながっているのかを示す働きをします。
名詞の働きをする語句とは、具体的には名詞、代名詞、動名詞、名詞節です

どの前置詞も、場所とか方向とかいう具体性を、先ず持っている筈である。
日本語の「てにをは」は、前後の語をつないで初めて意味を持たせる記号でしかなく、「てにをは」自身には、何の意味も持っていません。

それに比べて前置詞は、それ自体に明確な意味を持っていて、単なる記号にすぎない「てにをは」と違い前置詞には、それ自身に意味を持って、具体的に何かを表現しようとしている英単語です。
どの前置詞も、場所とか方向とかいう具体性を、先ず持っています。

辞書で調べると覚えきれない程の意味が出てきますが、結局はそのコアないイメージから派生した比喩に過ぎません。
on を例として、説明を加えてみよう。

on とは、「何かに強く接触している。」という感覚的なイメージだけを先ず覚えて頂ければOKです。
意味が幾つあろうと関係が無く、すべてがこのイメージを基盤にした比喩に過ぎないのです。

※前置詞はその名のとおり、「名詞の前において使い、名詞と組み合わさることで副詞句または形容詞句を作る」という働きを持ちます。
そして前置詞と組み合わさるとき、名詞は「目的格」となるのですが、そのときの名詞を「前置詞の目的語」と呼びます。

副詞とは、

副詞は主に動詞を修飾し、形容詞・他の副詞も修飾します。

おおまかに言って、
動作・作用の状態を詳しく表わす状態副詞(すでに・ゆっくり・いらいら・うっかり)
物事の性質や状態などの程度を表わす程度副詞(もっと・非常に・すこし・およそ・かなり)

下に受ける文節に特別な決まりがある陳述副詞(とうてい・なぜ・まるで・いかにも)
などがあります。

up、down、in、on など、前置詞の中には同時に副詞の働きをする語があります。
同じ語が前置詞にも副詞にもなるなんてややこしそうですが、実はその見分け方は簡単です。

前置詞は後ろに目的語をとります。
一方、副詞は目的語をとりません。

①He is in the room.
②He is in now.
①では、the room がin の目的語になっているので、このin は前置詞です。
②でも、in の後にnow という語がきていますが、意味を考えると、now はin の目的語ではありませんね。したがって、このin は副詞です。

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