take / give / make / have / be / go / come / put / run / do / get / see / find / feel / know / say / think / keep
基本的なイメージと使い方
「go」の基本的なイメージは「移動する」「進む」「状態・場所から離れて進む」という感覚です。
これは、物理的にどこかへ行くというだけでなく、抽象的な進展や変化を表す場合にも使われます。
離れて出ていく感覚で、決してこちらに向かって近づいてきません。
例文:
I go to school every day.
---私は毎日学校に行きます。
♠ 物理的な移動のイメージ。
例文:
The meeting went well.
---会議はうまくいきました。
♠ 物事が進展して「うまく進んだ」イメージ。
使い方の種類とイメージとの関係
「go」は、物理的な移動から、感情や状態の変化までさまざまな場面で使われ、その基本イメージは「進行」や「変化」です。
(a) 物理的な移動
例文:
She goes to the gym every morning.
---彼女は毎朝ジムに行きます。
♠ 目的地に向かって進む感覚。
(b) 時間や状態の変化
例文:
Time goes by quickly.
---時間はあっという間に過ぎます。
♠ 時間が進行する感覚。
(c) 機能の働き
例文:
The light went off suddenly.
---突然、電気が消えました。
♠ 状態が変わるイメージ。
(d) 進展や成功
例文:
Everything is going according to plan.
---すべてが計画通りに進んでいます。
♠ 物事がスムーズに進行する感覚。
(e) 価格や価値の変動
例文:
The price of gold has gone up recently.
---最近、金の価格が上昇しました。
♠ 価値や価格が上がる変化のイメージ。
句動詞やイディオムでの使用
「go」を使った句動詞やイディオムは、その「進む」「移動する」という基本イメージから派生しています。
go on: 続ける
例文:
Please go on with your story.
---話を続けてください。
♠ 物事が続行するイメージ。
go out: 外出する
例文:
They went out for dinner last night.
---彼らは昨晩、夕食に出かけました。
♠ 家の外へ「移動」するイメージ。
go off: 鳴る、爆発する
例文:
The alarm went off at 6 AM.
---6時にアラームが鳴りました。
♠ 何かが突然「作動する」感覚。
go through: 経験する
例文:
He went through a difficult time.
---彼は困難な時期を経験しました。
♠ 困難を「通過する」感覚。
go ahead: 進める
例文:
You can go ahead and start without me.
---私なしで始めてもいいですよ。
♠ 前へ進む許可のイメージ。
活用形と時制
「go」は不規則動詞であり、現在形、過去形、過去分詞形で形が変わります。
現在形: go
例文:
I go to bed at 10 PM.
---私は夜10時に寝ます。
♠ 規則的な行動や習慣のイメージ。
過去形: went
例文:
She went to Paris last year.
---彼女は去年パリに行きました。
♠ 過去の行動を表すイメージ。
現在完了形: have gone
例文:
They have gone to the store.
---彼らは店に行ってしまいました。
♠ 行動が完了して結果が現れているイメージ。
未来形: will go
例文:
We will go on a trip next month.
---私たちは来月旅行に行く予定です。
♠ 未来の行動予定を表すイメージ。
関連するコロケーション(連語)
「go」と一緒に使われる一般的なコロケーションをいくつか紹介します。
go home: 家に帰る
例文:
I usually go home around 6 PM.
---私は通常、6時ごろに家に帰ります。
♠ 家に向かう移動のイメージ。
go crazy: 気が狂う
例文:
The noise is making me go crazy.
---その騒音で気が狂いそうです。
♠ 正常な状態から逸脱する感覚。
go missing: 行方不明になる
例文:
Her cat went missing last week.
---彼女の猫が先週行方不明になりました。
♠ 何かが消えてしまうイメージ。
go online: インターネットに接続する
例文:
She went online to check her email.
---彼女はメールを確認するためにオンラインになりました。
♠ デジタル世界に「進む」感覚。
go shopping: 買い物に行く
例文:
We went shopping for new clothes yesterday.
---昨日、新しい服を買いに行きました。
♠ 買い物に向かう行動のイメージ。
ニュアンスの違いと同義語との比較
「go」と似た意味を持つ動詞には、「move」や「proceed」がありますが、それぞれニュアンスに違いがあります。
move: 物理的な移動に焦点を当てる
例文:
She moved the chair closer to the window.
---彼女は椅子を窓の近くに動かしました。
♠ 物体が物理的に位置を変えるイメージ。
proceed: 公式や計画的な進行を強調する
例文:
After the break, we will proceed with the presentation.
---休憩後、プレゼンテーションを続行します。
♠ 公式な場面で何かが進んでいくイメージ。
go: より一般的で、方向性や進行を示す
例文:
He went to the market.
---彼は市場へ行きました。
♠ 日常的な行動や物事の進展を表す。
フォーマル・インフォーマルな場面での使い方
「go」はフォーマルな場面とインフォーマルな場面で使い方が異なります。
インフォーマルな場面
例文:
Let’s go grab some coffee.
---コーヒーを飲みに行こう。
♠ カジュアルな誘い方。
フォーマルな場面
例文:
Would you care to go to the event this evening?
---今夜のイベントに行かれますか?
♠ より丁寧で礼儀正しい表現。
否定形や疑問文での使い方
否定形や疑問文で「go」を使うときも、基本の「進行」のイメージは変わりますが、動作の不履行や確認を意味することが多いです。
否定形
例文:
I don’t go to the gym anymore.
---私はもうジムには行きません。
♠ 行動を「進めない」感覚。
疑問文
例文:
Do you go to work by bus?
---バスで通勤していますか?
♠ 移動手段を確認するイメージ。
文化的背景や慣用表現
「go」を使った慣用表現には文化的背景が関連するものもあります。
go Dutch: 割り勘にする
例文:
Let’s go Dutch on the bill tonight.
---今夜の食事代は割り勘にしましょう。
♠ オランダの文化から派生した表現で、支払いを平等に分ける感覚。
go the extra mile: 期待以上のことをする
例文:
She always goes the extra mile for her clients.
---彼女はいつもクライアントのために期待以上のことをします。
♠ 目標を超えてさらに進むイメージ。
go with the flow: 流れに身を任せる
例文:
He prefers to go with the flow and not make any plans.
---彼は計画を立てず、流れに身を任せることを好みます。
♠ 自然に進行する状況に従うイメージ。
動詞の品詞転換や派生語の紹介
「go」は他の品詞に転換されることがあります。
名詞: go(試み)
例文:
Could you give it a go and see what happens?
---試してみて、どうなるか見てみよう。
♠ 試みる行動を表す。
形容詞: going(進行中の)
例文:
The going rate for this service is quite high.
---このサービスの現在の相場はかなり高いです。
♠ 進行中の状態や現状を表す。
実践的なフレーズや頻出パターンの紹介
日常会話やビジネスシーンでよく使われる「go」を使ったフレーズをいくつか紹介します。
go for it: 挑戦する
例文:
If you want the job, go for it.
---その仕事が欲しいなら、挑戦してみなよ。
♠ 何かに向かって積極的に進むイメージ。
go hand in hand: 密接な関係がある
例文:
Innovation and success go hand in hand.
---革新と成功は密接に関連しています。
♠ 両方が一緒に進む感覚。
go ahead: 先に進める
例文:
You can go ahead with the project.
---そのプロジェクトを進めてください。
♠ 許可を与えて行動を進めるイメージ。
発音やアクセントの注意点
「go」の発音はシンプルですが、注意点は「g」の音をはっきりと発音することです。また、「o」の音は長めに発音します。
例文:
Go slow and steady.
---ゆっくりと着実に進みなさい。
発音のポイント:
[gəʊ] と発音し、「g」の音を明瞭にし、短い母音の後に続く長い「o」を強調します。
goの用法にちょっと一言
「状態・場所から離れて進む」感覚から、いくつかに状況で分けてご説明しましょう。
★場所から離れて進む。
最初にgoと聞いて、誰でも頭に浮かぶ使い方です。
I go to work by bus.
・バスで仕事に行きます。
この使い方は説明のひつよもありませんが、仕事に向かって進む感覚です。
Don't be gone too long.
・早く帰って来なさい。
beの感覚で、gone(離れた)状態にtoo long(かなり長く)いるなから、あまり長く出歩いているなよ→早く帰って来なさい。になります。
Get going.
・行きなさい・さあ初めよう。
going(離れる・続ける)をgetの感覚でその状態をしていろ。
から上記のような意味になります。
Go away.
・あっち行って。
goで「場所から離れて進む」にさらに、away「離れて・遠くへ」と畳み掛けていますので、かなり嫌なわけです。
Go for it.
・頑張れ。
itな状態を続けろが転じて、頑張れです。
Go and get me a drink.
・何か飲み物持ってきて。
go(行って)get(持ってくる)。
Get set, go.
・位置について用意ドン。
set(決められた場所置く)にget(AがBの状態になる)して、go(場所から離れて進む)しろ。
★離れて消えてなくなる。
She's gone.
・彼女はいないよ。
彼女はgone(離れて消えてなくなる→いない)状態です。
My headache has gone.
・頭痛が無くなった。
headacheがgone(離れて消えてなくなる。)。
★今持っているものを、特定の場所へ置く
where do you want this chair to go?
・この椅子どこに置く? 椅子をずっと持っているわけにはいきませんから、どこかに離して置いてしまいたいのです。
★その状態が良い方向に(悪い方向に)進んでいる
How's it going?
・調子どう?
How did your job interview go?
・面接はどうだった?
Did everything go well?
・上手くいってる?
goは非常に多く使われる基本動詞で、その意味も発展して多岐に渡りますが、基本を押さえて置けば間違えて使用することはなくなります。