プロモションを含みます 基本動詞の使い方

基本動詞/do

基本動詞do

各動詞へのショートカット
takegive / make / have / be / go / come / put / run / do / get / see / find / feel / know / say / think / keep

基本的なイメージと使い方

「do」の基本的なイメージは「行動、仕事、責任などを」する、果たすです。
このイメージは、実際に動作を行うだけでなく、任務や作業、さらには抽象的な行為にも広がります。

「You did a good job.」 (いい仕事したね~)「Do your best. 」(ベストを尽くせ)などが良く使われます。
「do」は特殊な動詞で、一般動詞を否定文や疑問文にする時に突然出てきます。

例文:
I do my homework every evening.
---私は毎晩宿題をします。
♠具体的な作業を行うという「実行」のイメージ。

例文:
What should we do next?
---次に何をすべきですか?
♠次にどのような行動を取るかという「行動」のイメージ。

使い方の種類とイメージとの関係

「do」は多くの文脈で使用され、基本的な「行動する」という感覚が様々な意味に派生します。

(a) 日常的な行動
例文:
I do the dishes after dinner.
---夕食後に皿を洗います。
♠日常的な行為を実行する感覚。

(b) 役割や仕事を果たす
例文:
He does his job efficiently.
---彼は効率的に仕事をこなします。
♠仕事を遂行する感覚。

(c) 一般的な行動を表す
例文:
She does yoga every morning.
---彼女は毎朝ヨガをします。
♠特定の行動や活動を実行する感覚。

(d) 助動詞として使われる
例文:
Do you like ice cream?
---アイスクリームは好きですか?
♠疑問文での補助的な役割を果たす。

(e) 抽象的な行動
例文:
This plan will do more harm than good.
---この計画は益よりも害をもたらします。
♠抽象的な影響を与える行動を示す。

句動詞やイディオムでの使用

「do」を使った句動詞やイディオムも、基本イメージの「実行する」という感覚に基づいています。

do away with: 廃止する、取り除く
例文:
We should do away with outdated policies.
---時代遅れの方針を廃止すべきです。
♠「取り除く」という動作を実行する感覚。

do up: 修理する、手直しする
例文:
They did up the old house.
---彼らは古い家を修繕しました。
♠「手を加えて改善する」という行動。

do without: ~なしで済ます
例文:
I can do without coffee in the morning.
---私は朝にコーヒーなしでも大丈夫です。
♠「ない状態で進める」行動の感覚。

do over: やり直す
例文:
I need to do the assignment over.
---課題をやり直さないといけません。
♠もう一度実行するという意味。

do someone a favor: 人の頼みを聞く
例文:
Can you do me a favor?
---お願いを聞いてくれますか?
♠他人のために行動を起こす感覚。

活用形と時制

「do」は不規則動詞で、時制に応じて形が変わります。

現在形: do / does(3人称単数)
例文:
She does her best in everything.
---彼女はすべてにおいて最善を尽くします。
♠現在の行動や努力を表す。

過去形: did
例文:
I did all the laundry yesterday.
---昨日、すべての洗濯をしました。
♠過去に行った行動を示す。

現在完了形: have done
例文:
We have done everything we can.
---できることはすべてやりました。
♠過去の行動が現在にも影響を与えている。

未来形: will do
例文:
I will do it later.
---後でそれをやります。
♠未来に実行する予定の行動。

関連するコロケーション(連語)

「do」は多くのコロケーションと共に使われ、特定の行動や役割を表します。

do homework: 宿題をする
例文:
I need to do my homework tonight.
---今夜、宿題をしなければなりません。

do business: ビジネスをする
例文:
They do business internationally.
---彼らは国際的にビジネスをしています。

do exercise: 運動をする
例文:
She does exercise every morning.
---彼女は毎朝運動します。

do harm: 害を与える
例文:
This decision could do more harm than good.
---この決定は益よりも害を与えるかもしれません。

do research:研究を行う
例文:
She is doing research on climate change.
---彼女は気候変動に関する研究を行っています。
♠「研究」という行動を実行するイメージ。
一般的には、そのまま動詞で、「She is researching climate change.」を使います。

do work:仕事をする
例文:
He usually does his work early in the morning.
---彼は通常、朝早くに仕事をします。
♠仕事を進める行動のイメージ。

do an experiment:実験を行う
例文:
They did an experiment to test the new theory.
---彼らは新しい理論を検証するために実験を行いました。
♠「実験を実行する」という具体的な行動のイメージ。
一般的には、そのまま動詞で、「They experimented to test the new theory.を使います。

ニュアンスの違いと同義語との比較

「do」と「make」の違いを見てみましょう。

do: 一般的な行動を表す
例文:
I do my work carefully.
---私は慎重に仕事をします。
♠何かを行動として実行する感覚。

make: 何かを作り出す行動を表す
例文:
He made a cake for the party.
---彼はパーティーのためにケーキを作りました。
♠「作り出す」ことに焦点を当てた行動。

フォーマル・インフォーマルな場面での使い方

インフォーマルな場面:
例文:
I’ll do it later.
---後でやるよ。
♠カジュアルで簡潔な表現。

フォーマルな場面:
例文:
We will do our best to assist you.
---私たちはあなたを支援するために最善を尽くします。
♠丁寧でフォーマルな表現。

否定形や疑問文での使い方

否定形:
例文:
I didn’t do anything wrong.
---私は何も悪いことをしていません。
♠否定形では「何もしない」ことを強調。

疑問文:
例文:
Do you know the answer?
---答えを知っていますか?
♠助動詞として使い、疑問文を作る。

文化的背景や慣用表現

「do」に関連する慣用表現をいくつか紹介します。

do one’s best: 最善を尽くす
例文:
I will do my best to help you.
---あなたを助けるために最善を尽くします。

do or die: 全力を尽くすか、命がけで挑む
例文:
It’s a do-or-die situation.
---それは全力を尽くすか失敗するかの状況です。

do the trick: うまくいく
例文:
This solution should do the trick.
---この解決策でうまくいくはずです。

動詞の品詞転換や派生語の紹介

「do」は他の品詞に転換されることがあります。

名詞: doing(行為)
例文:
This is the result of your doing.
---これはあなたの行為の結果です。

形容詞: doable(実行可能な)
例文:
This task is doable.
---この仕事は確実に実行可能です。

実践的なフレーズや頻出パターンの紹介

「do」を使った実践的なフレーズを紹介します。

do me a favor: お願いを聞く
例文:
Can you do me a favor?
---お願いを聞いてくれますか?

do the dishes: 皿洗いをする
例文:
I’ll do the dishes after dinner.
---夕食後に皿を洗います。

do well: うまくやる
例文:
She did well on the exam.
---彼女は試験で良い成績を取りました。

発音やアクセントの注意点

「do」の発音は短く明確に [duː] と発音します。「o」をしっかりと伸ばし、強調することが大切です。

doの用法にちょっと一言

「do」は特殊な動詞で、一般動詞を否定文や疑問文にする時に突然出てきます。
「I don't know him, 」「Do you have a pen,」などは普通に使います。
上記の肯定文では、「I know him.」「 You have a pen.」 となり何故か「do」が消えてしまいます。

「be動詞」でしたら、「You are Tom. 」「 Are you Tom? 」「You are not Tom.」とどの文型でも「be動詞」は消えません。
直感の言い方ですと、気が付くかもしれませんが、昔は、「I do know him. 」「You do have a pen.」と言っていました。

ですので、現在でも疑問文や否定文の時に「be動詞」と同じように「do」が前に出たり否定になったりして突然出てきます。
「do know」「 do have」など2つ動詞があるのは面倒なので、肯定文では「do」を使わなくなりました。

今はもう使わなくなった「do」をわざわざ昔のように肯定文に入れる事で、強調を表すようになりました。
「I do want to see this movie.」この映画をどうしても見たい。

一般動詞の強調の「do+動詞原形」は、主語が三人称・単数で時制が現在の場合「does+動詞原形」、過去形の場合は「did+動詞の原形」に変化します。

基本動詞・doの用法

一般動詞のdo

Do the dishes
---皿洗いをする。
Do me a favor
---お願いがある。
nothing to do with ~
---~と関係ない。
など日常英会話では決まり文句によく使われます。

助動詞のdo

Do you~? You don't~
三単形ではdoes、過去形ではdidに変化。
日常会話では、助動詞での使い方がほとんどです。

代動詞のdo

He swims much faster than his younger brother does.
---彼は彼の弟より早く泳げます。

I asked him to leave my house, but he didn't.
---私は彼に私の家から出ていくように言ったけど、彼はそうしなかった。

強調のdo

My daughter does want to buy the doll.
---私の娘はどうしてもその人形を買いたい。

I do go see this movie.
---私はどうしてもこの映画を見に行きたい。
口語ではこのように動詞が繋がる事があります。

感覚動詞+doと感覚動詞+doingの違い

I saw an old woman cross the street.
♠「おばあさんが道を渡るのを最初から最後まで見た」という意味で、行為全体を目撃したことを示しています。
感覚動詞 + do(動詞の原形)は、動作全体を一連の流れとして捉える場合に使われます。

I saw an old woman crossing the street.
♠「道を渡っている途中のおばあさんを見かけた」という意味で、動作の一部や進行中の瞬間を目撃したことを示しています。
感覚動詞 + doing(動詞の-ing形)は、動作の途中や一部分を捉えていることを表します。

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