プロモションを含みます 基本前置詞・副詞の感覚

基本前置詞・副詞の感覚/into

into

前置詞/副詞「into」のイメージ

into」は前置詞として使用され、その基本的な意味は内部への移動に関係しています。

物が外部から内部へ動く、または状態や状況の変化を表すことがよくあります。

具体例を通して、「into」の使い方やニュアンスを理解していきましょう。

前置詞「into」の基本イメージ

前置詞「into」は、物や人が外から内部へ移動する状態を表します。
動作の「目的地」が内部であることを強調します。

The cat ran into the house.
---猫が家の中に走り込みました。
♠猫が外から家の内部に入る動作を示しています。

She jumped into the pool.
---彼女はプールに飛び込みました。
♠彼女がプールの外部から内部へ飛び込む動作を表しています。

I put the books into the box.
---私は本を箱の中に入れました。
♠本が箱の外から内側に移動する動作を示しています。

前置詞「into」:位置や場所の表現

前置詞「into」は、物が外部から内部に移動する状況でよく使われます。
単なる「in」との違いは、動作の強調があることです。

The ball rolled into the room.
---ボールが部屋の中に転がり込んだ。
♠ボールが外部から部屋の内部へ転がる動作を表しています。

She walked into the store.
---彼女は店の中に歩いて入りました。
♠外から店内へと歩いて移動する動作を強調しています。

The bird flew into the cage.
---鳥が檻の中に飛んで入りました。
♠鳥が外部から檻の内部へ移動することを示しています。

前置詞「into」:状態や状況の変化

「into」は、物理的な動作だけでなく、状態や状況の変化を表すときにも使います。

この場合、何かが変化して新しい状態に「入る」ことを強調します。

The water turned into ice.
---水が氷に変わった。
♠水が氷という新しい状態に変化したことを示します。

She grew into a strong leader.
---彼女は強力なリーダーに成長しました。
♠彼女がリーダーという新しい状態に成長したことを表しています。

They turned the spare room into an office.
---彼らは予備の部屋をオフィスに変えました。
♠部屋が新しい用途(オフィス)に変わったことを表します。

「into」と「in」の違い

「in」は単に「中にある」という状態を表すのに対して、「into」は動作や変化のプロセスを強調します。
違いを対比させた例を見てみましょう。

The cat is in the house. / The cat ran into the house.
---猫は家の中にいます。 / 猫が家の中に走り込みました。
♠「in」は位置を示し、「into」は移動の動作を示します。

She is in the pool. / She jumped into the pool.
---彼女はプールの中にいます。 / 彼女はプールに飛び込みました。
♠「in」は既にプールの中にいる状態、「into」は外部から内部への動作を示します。

The books are in the box. / I put the books into the box.
---本は箱の中にあります。 / 私は本を箱に入れました。
♠「in」は本が既に箱の中にある状態、「into」は外部から内部に移動した動作を示します。

「into」の用法にちょっと一言

「into」は比喩的な意味でもよく使われ、状況や感情、関係に変化が起きることを表します。
以下のような例を覚えておくと便利です。

感情や関係の変化

「into」は、物理的な移動だけでなく、感情や関係が変わるときにも使います。

She fell into despair.
---彼女は絶望に陥りました。
♠彼女が「絶望」という状態に変わったことを示します。

They got into an argument.
---彼らは口論になりました。
♠彼らが「口論」という状況に入ったことを表します。

興味や関与を示す「into」

「into」は、何かに対して強い興味や関心を持つことを表すこともあります。

He is really into music.
---彼は音楽に夢中です。
♠彼が音楽に深く関わり、興味を持っていることを表します。

She is getting into yoga.
---彼女はヨガに興味を持ち始めています。
♠彼女がヨガに関心を持ち、取り組み始めていることを示します。

このように、「into」は単に内部への動きを示すだけでなく、状況や感情の変化や、興味や関与を表す場合にも使われる非常に柔軟な表現です。

前置詞「into」を更に深堀

「into」の基本感覚は、「~の中に向かって」です。
「into」は動き・動作をその中に含んでいます。

ちなみに「into」と「out of」は対義語で、iintoは「~の中へ向かって」、out ofは「~の中から外へ向かって」の運動を表します。

前置詞「into」

「into」と「in」はよく似ていますが、そのコアは全く違います。

「into」には「~の中へ」という運動や移動などの動きのニュアンスがありますが、「in」は「~の中」とその置かれている位置や状態を表しています。

「in」は前置詞の他にも副詞としての用法があるのに対し、「into」は前置詞としてしか使われないというポイントを押さえておきましょう。

①He came in the room.
②He came into the room.
♠ ①は、彼は部屋に入っている状態を言っているのに対して、
②は、彼が部屋に入ってきている動作を表しています。

He is in the room.
He is into the room.
♠ be動詞は状態を表しておりその後に動作を表す「into」を使う事は出来ません。

①Come in.
②Come into.
♠「into」は常に前置詞として使われ、前置詞の後には常に名詞(句)が必要ですので、②の文は何処にが必要になります。
一方①の「in」は副詞として使われておりこのままで意味が通ります。

He threw the letter into the fire.
---彼は火に手紙を投げ入れた。
♠ もう見たくなった手紙なのでしょう。光景が浮かびますね!

She worked late into the night.
---彼女は夜遅くまで仕事をした。
♠ 深夜まで頑張った感じが出ています。

Can you translate this letter into English?
---この手紙英語に翻訳してくれる?
♠ 英語に変化させる感覚です。

He is really into Rock'n Roll.
---彼は全くロックに夢中だ。
♠ be into~で、~に夢中といえます。よく使いますので押さえておきましょう。

参考

一応、修飾語を整理しておきます。

形容詞(Adjective)→名詞・代名詞を修飾
副詞(Adverb)→動詞・形容詞・副詞を修飾
She is a beautiful girl.
♠ 美しい(形容詞)女性(名詞)
He is a fast runner.
♠ 早い(形容詞)ランナー(名詞)
He can run fast.
♠ 早く(副詞)走る(動詞)
She is a very beautiful girl.
♠ とても(副詞)美しい(形容詞)
They practice baseball very hard.
♠ とても(副詞)一生懸命に(副詞)

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