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基本前置詞・副詞の感覚/across&along

across&along

前置詞/副詞「across」と「along」のイメージ

across」と「along」は前置詞および副詞として使用され、それぞれ異なる空間的な感覚を表します。

「across」は横切る、向こう側に渡るというイメージが基本で、一点から反対側に移動することを示します。

一方で「along」は何かに沿って進むというイメージで、線状や道筋に沿って進むことを表します。

前置詞「across」の基本イメージ

前置詞「across」は、物理的に何かを横切って反対側へ移動することを表します。

He walked across the street.
---彼は通りを渡りました。
♠彼が通りの一方から反対側まで移動したことを示しています。

The bridge stretches across the river.
---橋が川を横切っています。
♠橋が川を横断している状態を表しています。

She swam across the lake.
---彼女は湖を泳いで渡りました。
♠彼女が湖の一方から反対側まで泳いで移動したことを示しています。

前置詞「along」の基本イメージ

前置詞「along」は、何かに沿って進むことを表し、長いものや道筋に沿って移動することを示します。

We walked along the river.
---私たちは川に沿って歩きました。
♠私たちが川の横に沿って歩いて進んだことを表します。

The car drove along the road.
---車は道に沿って走りました。
♠車が道に沿って進んだことを示しています。

There are trees along the street.
---通りに沿って木が並んでいます。
♠木が通りに沿って並んでいることを表しています。

前置詞「across」:位置や場所の表現

前置詞「across」は、何かを横切る、または向こう側にあることを表すときに使われます。

The bank is across the street from the school.
---銀行は学校の向かい側にあります。
♠銀行が通りを挟んで学校の反対側にあることを表しています。

We live across the park.
---私たちは公園の向こう側に住んでいます。
♠家が公園の反対側にあることを示します。

He stood across from me.
---彼は私の向かい側に立っていました。
♠彼が私の正面に位置していたことを表します。

前置詞「along」:位置や場所の表現

前置詞「along」は、物が何かに沿って配置されていることを表す場合に使われます。

There are benches along the path.
---小道に沿ってベンチがあります。
♠ベンチが小道に沿って配置されていることを表しています。

The trees grow along the riverbank.
---木々は川岸に沿って成長しています。
♠木々が川の沿岸に沿って並んで成長していることを示します。

We placed candles along the hallway.
---廊下に沿ってキャンドルを並べました。
♠廊下に沿ってキャンドルが配置されていることを表します。

「across」には副詞としての用法もありますが、「along」は基本的に前置詞として使われ、副詞としての用法は非常に限られています。
以下でそれぞれの副詞としての使い方を説明します。

副詞「across」の基本イメージ

副詞「across」は、物理的に横切る動作反対側に移動することを表します。
名詞に依存せず、動作の完了や方向を強調します。

He ran across.
---彼は向こう側へ走りました。
♠「across」は、彼が特定の場所や境界を越えて反対側に到達したことを示します。

The boat sailed across.
---ボートは向こう岸に渡りました。
♠ボートが水域を横断し、向こう側に達したことを表しています。

She looked across.
---彼女は向こう側を見ました。
♠彼女が何かを横切って向こう側を見る動作を表しています。

副詞「along」の基本イメージ

「along」は副詞として使われることは非常に稀ですが、動詞と共に使われる場合、何かに沿って進む動作を示すことがあります。

He walked along.
---彼は歩き続けました。
♠「along」は、何か特定の方向や道筋に沿って進んでいる動作を表します。

They sang along.
---彼らは一緒に歌いました。
♠歌に「沿って」一緒に歌う様子を表します。

ただし、「along」は主に前置詞として使われ、副詞として使う場面はあまり多くありません。
そのため、副詞としての「across」の方が一般的です。

「across」と「along」の用法にちょっと一言

across」と「along」は、どちらも空間的な移動や配置を表す際に使われる前置詞ですが、表すイメージには大きな違いがあります。

以下に、これらの単語の違いを詳しく比較し、それぞれの特徴を説明します。

「across」のイメージ:横断・反対側への移動

「across」は一方から他方へという感覚が強く、ある場所や物体の「横断」や「反対側に到達する」ことを表します。

主に「何かを越える」「横切る」という動作に重点を置いています。

He walked across the bridge.
---彼は橋を渡りました。
♠橋という「横断するもの」があり、橋の一方から反対側へ移動することを示しています。

The plane flew across the ocean.
---飛行機は海を越えて飛びました。
♠飛行機が海という広がりを越えて、反対側へ飛行したことを示しています。

I saw him across the street.
---私は彼を通りの向こう側で見かけました。
♠「across」は、視線が通りを越えて向こう側に達したことを表します。

「across」は、何かを横断して反対側へ行くという明確な方向性があるため、主に端から端へ、面や境界を超えるイメージが含まれています。

「along」のイメージ:何かに沿って進む

一方で、「along」は何かに沿って進む感覚を持っています。

線や道に沿って連続的に動作が行われるイメージがあり、移動するものは一貫してその対象に寄り添っている感じです。

We walked along the river.
---私たちは川沿いを歩きました。
♠川に沿って一定の方向に進んでいることを表します。横断するのではなく、川に沿って続ける動作です。

The houses are built along the road.
---家は道路沿いに建てられています。
♠家が道路に沿って並んで建てられている配置を示しています。

He ran along the beach.
---彼はビーチに沿って走りました。
♠ビーチの線や端に沿って走る動作を表します。

「along」は、対象に寄り添いながら動作が続くことを表し、主に線状のものに沿って進むイメージが含まれます。

「across」と「along」の違いのまとめ

動作の方向性
「across」は、横断すること、つまり一方から反対側に移動する感覚が中心です。
「along」は、線に沿って進む動作や配置を表し、線状のものに沿った動きが強調されます。

動作の範囲
「across」は、広い範囲や平面を越えるイメージを持ちます。例:通り、橋、湖など。
「along」は、特定の対象に沿って進むイメージで、道、川、海岸線などの長いものに寄り添う形で進む動きを表します。

比喩的な使い方
「across」は、ある範囲全体に何かが広がる感覚もあり、比喩的に使う際も、何かが一つの場所から別の場所へ渡るイメージで使われます。
例:The news spread across the city. (ニュースが街全体に広がった)
「along」は、何かに沿って進展する感覚で使われ、出来事や計画が進行していく様子を表します。
例:The discussion moved along smoothly. (議論は順調に進んだ)

このように、空間的な移動に関しては「across」は横断、「along」は沿って進むという異なるニュアンスがあるため、どの状況で使うべきかを意識すると理解が深まります。

前置詞/副詞「across&along」を更に深堀

acrossとalongの違いを見ていきましょう。両方ともに道案内の時や何かの状況を説明する時によく使います。
acrossの基本感覚は、「平面を横切る」です。

平面でなく直線上や横切れない障害物に対しては使えません。
alongの基本感覚は、「~に沿って」で、日本語の「~に沿って」とほぼ同じ感覚で使用できます。

前置詞/副詞across&along

There is a good restaurant along the river.
---川沿いにいいレストランがあります。

There is a good restaurant across the river.
---川の向こう側にいいレストランがあります。

Go along this street.
---この道に沿っていって。
Go across this street.
---この道を渡って
「across&along」を使った基本的なセンテンスです。

He swam across the river.
---彼は川を泳いで渡った。
He lives across the river.
---彼は川の向こうに住んでいる。
♠「across」には、上記のように「川を横切る」感覚と「川を横切った向こう側」という2つの感覚があります。
ですのでよく前後の話を聞いていないと意味が分からない場合が出てきます。

There is a big tree across the street.
この場合に
①道の向こう側に大きな木がある。
②道を塞ぐように大きな木が横たわっている。
どちらともとれます。

Lay one stick across another.
---2本の棒を十字に置く。

This river is about 20 meters across.
---この川は約20メートルの幅です。
♠ この場合には、端から端までという感覚で「across」を使っています。

There is a park across from my house. (副詞)
---私の家に向かいに公園があります。
There is a park across the street. (前置詞)
---道の向こうに公園があります。
♠ 「across from A」で、「~の向かい」となります。「across」は「on the other side of ~」と同じような意味で使われるます。

My family is scattered across the country.
---私の家族は全国あちこちにいます。
♠「acoss」は「平面を横切る」から発展して、「~の全域」という意味でも使用されます。

You have to finish this along the rules.
---規則に従ってこれを終えなければならない。
♠ 規則に沿っていくわけです。

I took my son along.
---息子を一緒に連れて行った。

Do you get along with your mother-in-law?
---姑と上手くやっている?
♠ 「get along with ~」で、~とうまくやる。
「A-in-law」で、義理のA
mother-in-law(義理の母)

How are you getting along?
---如何お過ごしですか?
♠ 決まり文句です。

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