プロモションを含みます

進行形 過去進行形・現在進行形・未来進行形

現在進行形・過去進行形・未来進行形

進行形

進行形にも現在進行形があるように、時制に合わせて過去進行形・未来進行形も存在します。
その使い方や、意味について詳しく解説していきます。

進行形の基本文は、主語+be動詞 + 動詞のing」となります。
感覚は、まさに進行中である事を現わしていますので、躍動感を感じます。

進行形の基本的な特徴は、「動作が一時的に進行中であること」を強調する点にあります。
現在進行形は「今」、過去進行形は「過去の特定の時点で」、未来進行形は「未来の特定の時点で」動作が進行していることを示します。

これらの時制を適切に使い分けることで、具体的なタイミングでの動作の状況をより正確に表現できます。

現在進行形

現在進行形の構造

現在進行形は「be動詞 + 動詞のing形」で構成されます。

主語 + be動詞(am/is/are) + 動詞のing形

現在進行形は今この瞬間に行われている動作を表します。

使われる動詞

現在進行形でよく使われる動詞には、動作や状態を表すものが多くあります。
代表的な動詞には次のようなものがあります。

run(走る)、eat(食べる)、study(勉強する)、read(読む)、write(書く)

使用例と解説

I am eating an apple.
--- 私はリンゴを食べています。
「I(私)」が主語で、「am eating(食べている)」が動詞の現在進行形です。

I am running in the park.
--- 私は公園で走っています。
「I(私)」が主語で、「am running(走っている)」が動詞の現在進行形です。

She is eating lunch.
--- 彼女は昼食を食べています。
「She(彼女)」が主語で、「is eating(食べている)」が動詞の現在進行形です。

They are studying for the exam.
--- 彼らは試験のために勉強しています。
「They(彼ら)」が主語で、「are studying(勉強している)」が動詞の現在進行形です。

He is reading a book.
--- 彼は本を読んでいます。
「He(彼)」が主語で、「is reading(読んでいる)」が動詞の現在進行形です。

We are writing an essay.
--- 私たちはエッセイを書いています。
「We(私たち)」が主語で、「are writing(書いている)」が動詞の現在進行形です。

特徴とポイント

現在進行形は、「今まさに行われている動作」や「一時的な行動」を表すときに使用されます。

単純な現在形が一般的な事実や習慣を表すのに対し、進行形は「一時的に続いている」ことを強調します。

Look! The baby is laughing.
---見て!赤ちゃん笑ってるよ。
♠まさにこれが現在進行形の代表的な使い方です。
今、目の前で起きている状態を生き生きと表現しています。

①Baby laughs---現在形(現時点の状態)
②Baby has been laughing---現在完了進行形(過去から現在まで続いている状態)

①は、「赤ちゃんは笑う。」
②は、「赤ちゃんは笑い続けている。」

どちらもしっくりきませんね。
現在進行形は、今起こっている事を表現するには欠かせない文型です。

What are you doing?
I'm thinking about What I would have been doing if I was rich.
---何してんの?
---お金持ちだったら何してたんだろうって考えてる。

what以下は仮定法を使っています。

過去進行形

過去進行形の構造

過去進行形は「be動詞の過去形 + 動詞のing形」で構成されます。

主語 + was/were + 動詞のing形

使われる動詞

過去進行形でよく使われる動詞には、特定の時点で行われていた動作を表すものが多くあります。
代表的な動詞には次のようなものがあります。

walk(歩く)、watch(見る)、drive(運転する)、listen(聞く)、work(働く)

使用例と解説

I was watching TV when you called.
--- あなたが電話した時、私はテレビを見ていました。
「I(私)」が主語で、「was watching(見ていた)」が動詞の過去進行形です。特定の過去の時点で進行していた動作を表しています。

I was walking home when it started raining.
--- 雨が降り始めたとき、私は家に歩いて帰っていました。
「I(私)」が主語で、「was walking(歩いていた)」が動詞の過去進行形です。

She was watching TV when the power went out.
--- 電気が切れた時、彼女はテレビを見ていました。
「She(彼女)」が主語で、「was watching(見ていた)」が動詞の過去進行形です。

They were driving to the city yesterday afternoon.
--- 昨日の午後、彼らは街へ向かって運転していました。
「They(彼ら)」が主語で、「were driving(運転していた)」が動詞の過去進行形です。

He was listening to music when I arrived.
--- 私が到着した時、彼は音楽を聞いていました。
「He(彼)」が主語で、「was listening(聞いていた)」が動詞の過去進行形です。

We were working late last night.
--- 昨晩、私たちは遅くまで働いていました。
「We(私たち)」が主語で、「were working(働いていた)」が動詞の過去進行形です。

特徴とポイント

過去進行形は、過去のある特定の時点で「進行中だった」動作を表します。
特に、過去に起きた別の出来事と並行していた動作や一時的な出来事を強調する際に使われます。

She was looking at the dress at the shop last night.
---彼女は昨夜お店でドレスを見ていました。
♠彼女が過去のある時点でドレスを見ている光景が連想できます。

これを過去形で表現してみましょう。
She looked at the dress at the shop last night.
---彼女は昨夜ドレスを見ていた。

過去形では、「彼女がドレスを見ていた。」と過去の事実を述べているだけで新聞や小説に出てきそうな文面です。

一方、過去進行形では、時間の流れを感じる事ができますので、彼女がドレスを見ている場面を想像させます。

より臨場感のある口語的ないい方になります。
ですので、行く予定だったのに行けなかったみたいな言いかたをしたい時にも使えます。

I was going to Kyoto next month.
---来月は京都に行く予定だったのにな.
♠頭の中では京都で遊んでいる自分を想像しながら嘆く感覚です。
コロナ禍では、このような経験をしている方が大勢いました。

未来進行形

未来進行形の構造

未来進行形は「will + be + 動詞のing形」で構成されます。

主語 + will + be + 動詞のing形

未来の特定の時点で進行している動作を表します。

使われる動詞

未来進行形でよく使われる動詞には、将来のある時点で進行している動作を表すものが多くあります。
代表的な動詞には次のようなものがあります。

travel(旅行する)、work(働く)、meet(会う)、play(遊ぶ)、drive(運転する)

使用例と解説

I will be working tomorrow at this time.
--- 明日のこの時間には、私は働いているでしょう。
「I(私)」が主語で、「will be working(働いているでしょう)」が動詞の未来進行形です。

I will be traveling next month.
--- 来月、私は旅行しています。
「I(私)」が主語で、「will be traveling(旅行しているでしょう)」が動詞の未来進行形です。

She will be working on her project tomorrow.
--- 明日、彼女はプロジェクトに取り組んでいるでしょう。
「She(彼女)」が主語で、「will be working(働いているでしょう)」が動詞の未来進行形です。

They will be meeting us at the airport.
--- 彼らは空港で私たちに会っているでしょう。
「They(彼ら)」が主語で、「will be meeting(会っているでしょう)」が動詞の未来進行形です。

He will be playing tennis in the afternoon.
--- 午後に彼はテニスをしているでしょう。
「He(彼)」が主語で、「will be playing(テニスをしているでしょう)」が動詞の未来進行形です。

We will be driving to the countryside this weekend.
--- 今週末、私たちは田舎へ運転しています。
「We(私たち)」が主語で、「will be driving(運転しているでしょう)」が動詞の未来進行形です。

特徴とポイント

未来進行形は、未来のある特定の時点で「進行中である」動作を予測または予定している場合に使用されます。
未来形よりも具体的に、その時点で動作が進行中であることを強調します。

未来進行形と聞いてもピンとこない方が多いと思います。
未来形とどこが違うのなど疑問に思うでしょう。

では、下記の2つの文を読んでみましょう。

①I will eat dinner when you come.
②I will be eating dinner when you come.

①の場合は、「あなたが来た時に夕食を食べるつもり。」とあなたが来た時点にフォーカスがあります。
②の場合は、「あなたが来た時には私は夕食を食べていますよ」とあなたが来た時にはすでに食事をしている点にフォーカスがあります。
♠進行形を使用する事で、未来の動きが表現できます。

①We will dance at the party when he comes.
②We will be dancing at the party when he comes

①の場合は、「彼がくる頃にはパーティーで私たちはダンスをするわ。」と意思を表していますがダンスをしているかは分かりません。
②の場合は、「彼がくる頃にはパーティーで私たちはダンスをしている。」と彼が来た時にはすでにダンスをしている事を現わせます。
♠進行形を使用する事で、その動作をすでに行っている感覚を出せます。

①What time do you eat breakfast tomorrow morning?
②What time would you eat breakfast tomorrow morning?
③What time would you be eating breakfast tomorrow morning?

①の場合は、「明日の朝は何時に食事にしますか?」と普通の言い方です。
②の場合は、「明日の朝は何時にご食事にしますか?」と丁寧な言いかたです。
③の場合は、「明日の朝は何時にご食事を食べますか?」と更に丁寧な言いかたです。
♠進行形を使用する事で、丁寧な表現を現わす事ができます。

未来進行形には、単に未来のある時点の状態を現わす未来形と違いすでにその行動がその時点で行われている躍動感が感じ取れます。

動詞と進行形による意味の違い

動詞には下記の4つに大きく分けられます。
1:状態を表わす動詞 know, love, live, etc.
2:動作を表わす動詞 run, walk, move, etc.
3:達成を表す動詞 build, paint, write, etc.
4:到達を表わす動詞 find, arrive, come, etc.

1: の動詞は「状態を現わす動詞」ですので「ing」が使えません。
状態は「ing」をつかわなくても継続しています。
「I'm knowing them.」とは言わず、「I know them」が自然です。

参考

マクドナルドで、「I'm loving it,」は、文法的には間違っています。
ですが、言葉はその時代で変化します。

このケースでは、現在進行形の「今この瞬間に行われている動作」を付け加える事で、すぐにでもハンバーガーを食べに行きたい感覚を付け加えています。
いわゆる一種の造語になります。(^^♪

2:3:の動詞は「長期に続ける事ができる動詞」で、「ing」が使えます。
「running」なら走っている状態で、「writing」で書いている状態す。
現在進行形になります。

4:の動詞は「すぐに終わる動作」で、「ing」を付けると「もうすぐ終わる」を現わします。
まだその動作が終了していない事になります。
「I'm fiding my camera.」だと今カメラを見つけている最中でまだ見つかっていません。

I'm driving my car.---すでに車に乗っている。
I'm finding my car.---まだ車に乗っていない。

進行形では、動詞が到達を現わす場合にはその到達地点に着いていない事を現わします。
This train is soon arriving at Kofu station at 7:30.
---この電車はまもなく7時30分に甲府に着きます。

上記のようなアナウンスが、電車内で流れますと皆さん降りる準備を始めます。
日本でも普通に聞いている進行形ですが、もうすぐ着く事を知らせていると自然に受け止めています。

-中学生の英文法, 進行形
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