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基本前置詞・副詞の感覚/by

by

前置詞/副詞「by」のイメージ

by」は前置詞副詞として使用され、その基本的な意味は近く手段・方法に関係しています。

文脈によって、位置、手段、時間、動作主体を示すなど、異なるニュアンスを持つことがあるため、具体的な例を通じてその使い方を理解していきましょう。

前置詞「by」の基本イメージ

前置詞「by」は、近くに位置する手段・方法を表すときに使用されます。
名詞や代名詞の前に置かれ、その関係を示します。

The car is parked by the house.
---車は家のそばに停められています。
♠「by」は物が別の物のすぐそば、近くにあることを示します。

I sent the letter by mail.
---私はその手紙を郵送で送りました。
♠「by」は手段を表し、「郵送」という方法を使って手紙を送ったことを示します。

The book was written by a famous author.
---その本は有名な著者によって書かれました。
♠「by」は動作の主体を示し、誰がその動作を行ったかを表します。
「A famous author wrote the book.」でもOKです。

副詞「by」の基本イメージ

副詞「by」は、近くを通過するという意味で使われることがあり、動詞を修飾します。
近くを通り過ぎたり、すぐそばに位置する動作を表すことが多いです。

She walked by without saying anything.
---彼女は何も言わずに通り過ぎました。
♠「by」は何かの近くを通過することを示しています。

The bus drove by my house.
---バスは私の家のそばを通過しました。
♠バスが家の近くを通り過ぎることを示しています。

He passed by the store on his way home.
---彼は帰り道に店のそばを通り過ぎました。
♠「by」は店の近くを通過することを示しています。

前置詞「by」:位置や場所の表現

前置詞「by」は、何かの近くに位置する場合を表すときに使用されます。
物理的な位置関係を説明する際に使われます。

The cat is sitting by the window.
---猫は窓のそばに座っています。
♠「by」は窓のすぐ近くに猫がいることを示しています。

He lives by the river.
---彼は川の近くに住んでいます。
♠「by」は川の近くに住んでいることを表します。

There’s a bench by the park entrance.
---公園の入り口のそばにベンチがあります。
♠「by」はベンチが公園の入り口近くに位置していることを示しています。

前置詞「by」:時間や期限の表現

「by」は、期限や特定の時間までに何かが起こるという意味を表すときにも使われます。
特定の時点を示す場合に使われることがよくあります。

I need to finish the report by Friday.
---私は金曜日までにレポートを終わらせる必要があります。
♠「by」は金曜日が期限であることを示しています。

Please arrive by 5 PM.
---午後5時までに到着してください。
♠「by」は5時が締め切りの時間であることを示します。

The movie should be over by 10 o'clock.
---映画は10時までには終わるはずです。
♠「by」は10時までに映画が終わることを示しています。

「by」の用法にちょっと一言

「by」はさまざまな場面で使われる便利な前置詞であり、場所や手段、時間に関連する表現に加えて、比喩的な意味でも使われます。

以下のような例も知っておくと役立ちます。

「by」を使った方法や手段の表現

「by」は、どのような手段で行動が行われるかを示す際に使います。

He traveled by car.
---彼は車で旅行しました。
♠「by」は「車という手段」を使って移動したことを示しています。

She solved the problem by thinking carefully.
---彼女は慎重に考えることで問題を解決しました。
♠「by」は「どのようにして(方法)」問題を解決したかを示します。

「by」の比喩的な使い方

「by」は、動作の主体や責任を表す表現にも使われます。

The project was completed by the team.
---そのプロジェクトはチームによって完了しました。
♠チームがそのプロジェクトを完了したという動作主体を示します。
「The team completed the project.」でもOKです。

He stood by his decision.
---彼は自分の決断を貫きました。
♠「by」は比喩的に、彼が自分の決断に忠実であることを示します。

このように「by」は、物理的な位置や時間だけでなく、方法、手段、責任、動作の主体を示す非常に多機能な前置詞です。

前置詞/副詞「by」を更に深堀

byの基本感覚は、「~の身近で」です。
byは「近く」、又は「~に拠って」などと使われる場合が多いのですが、要は、そのものが身近にあって、距離や動作に影響しているのです。

前置詞/副詞by

My house is by the sea.
---私の家は、海の近くです。
Come and sit by me.
---近くに来て座りなよ。
♠ どちらも近くという意味で、「near/beside」などと似た意味で使われています。
感覚としてはまさに「~の身近で」になります。

I go to school by bus.
---学校へバスで行きます。
I will contact you by e-mail.
---イーメールで連絡します。
I caught him by the arm.
---私は彼の腕を捕まえた。
They are selling that by the pound.
---彼らは。それをポンド単位で売っています。
♠ 今回のbyは、動詞に対してその手段をby以下で述べています。
この場合も、その動詞に足して一番身近な手段を言っているに過ぎません。

This song is composed by Mr.Komuro.
---この曲は小室さんに拠って作曲されています。
It was written by my son.
---それは私の息子が書きました。
「My son wrote it.」でもOKです。
♠ これは、be + 過去分詞 + by~のお決まりの文型です。
これもその動詞を行った一番身近な物や人がbyの後で説明されているのです。

You should finish this work by tomorrow.
---明日までにこの仕事を終えてください。
He will come by 6.
---彼は6時までに来るよ。
♠ 時間を表したbyです。
その時間が身近な時間に到達するまでにという感覚です。

この時間を使った「by」と似たものに「till(until)」があります。
①He will be here till 8.
②He will be here by 8.
この意味の違いが分かりますか?

「till」はその時間場までずっとと継続を表しますが、byはその時間が身近にになるまでの期限を表します。
①は彼は、6時までずっとここにいる。
②は彼は、6時までにここに来る。
になります。
よく頭に入れておきましょう。結構英語が話せる方でも平気で間違えて使っている場合があります。

・その他よく使われるbyの使い方

When you have a time. Drop by my house anytime.
---時間があったらいつでも寄ってね。
♠ Drop byで近くで行動を止めて一旦落ちる感覚です。

by mistake.
---間違えて
♠ 間違えが身近で起こった。

by chance.
---偶然に。
♠ chanceと聞くと「幸運・チャンス」とイメージするのですが、英語の感覚では基本的に「偶然」という感覚でこの単語は使われています。

Day by day.
---日に日に。
one by one.
---一つづつ。
♠ 日の近くに又日が来て、1の近くに又1が来る感覚。

10 diveded by 5 equals 2.
---10割る5は2。
♠ 10を5の塊に近づけるわけです。

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