基本前置詞・副詞の感覚/over&above

2014年9月21日

over&above

基本前置詞・副詞の感覚/over&above

「~の上」と言う意味で使われる前置詞にabove/overがあります。
ですが、同じ「~の上」でも感覚が全く違いますのでその使い方を覚えましょう。

overの基本感覚は、「~を上から丸く覆う」、
aboveの基本感覚は、「~より上部にある」です。

前置詞/副詞over&above

overの基本的な感覚は何かを弧を描くように覆う感じです。
この感覚から派生して「~の上を越える」「~をすっぽり覆う」「~を越えた向こう側」「弧を描きまた戻って繰り返す」「全て覆って網羅」 などとなります。

She iumped over the fence.
・彼女はフェンスを飛び越えた。
He is over 100 kilos.
・彼の体重が、100kgを越えた。
Children of 18 and over are allowed to enter this place.
・18歳以上の子供が、ここに入れます。
★「~の上を越える」感覚です。
She put her hands over the head.
・かの上は手を頭の上に置いた。
The lake was frozen over.
・その湖は氷で覆われた。
Unusual clouds is hanging over the top of Mt.Fuji.
・珍しい雲が富士山の頂上を覆っている。
★「~をすっぽり覆う」感覚です。
My house is over there.
・私の家は(越えた)向こう側です。
There is a big lake over the mountain.
・山の向こう側に大きな湖があるよ。
He has gone over to America.
・彼はアメリカに(向かって)行った。
★「~を越えた向こう側」感覚です。
I told you it over and over.
・もう何回も言ったでしょ。
He did it over and over.
・彼は何回もそれをした。
You have to do it all over again.
・最初からやり直し。 ★「弧を描きまた戻って繰り返す」repeatの感覚です。 Love is over.
・愛は終わり。
Meeting had been over when I came.
・私が来た時には、会合は終わっていた。
Giants over Rakuten, three to one.
ジャイアンツは楽天を3対1で下した。
Tokugawa ruled over Japan for long time.
・徳川は長い間日本を支配した。
★「全て覆って網羅」の感覚から終了endや支配occupyなどに使います。

aboveは「~より上部にある」から進んで、地位や重要度が高い場合にも使用されます。
There is a book store above this floor.
・この上に階に本屋さんがあります。
He is above me in rank.
彼は私より上役です。
I value family above business.
・私は仕事より家族を重んじます。
She is above telling lies.
・彼女はうそを言うような人ではない。
He is above suspicion.
・彼は疑いを挟む余地が無い。
※A is above~で、~を否定することが出来ますのでよく覚えておきましょう。

I had a chill so I put a blanket above me.×
・寒気がしたので、毛布を掛けました。 aboveには覆う感覚がなく、上の方に浮かんでいる様子を想像しますのでこの場合にはoverでないといけません。
I had a chill so I put a blanket over me.○
①There are many book on the table.
②There are many book above the table.
③There are many book over the table.
①はonの感覚から、 テーブルの上に接触して様子は分かりませんが置いてある感覚です。
②はテーブルの上に本棚が何かがあってそこに本が置いておる感覚で、テーブルには接していません。
③は、テーブルの上を覆うように本が置かれている様子が想像できます。

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