日本では「social distance」 英語では「social distancing」どう違うの?

2020年7月7日

ソーシャルディスタンス

コロナが世界中に蔓延して、それを拡散させないために「ソーシャル ディスタンス(social distance)」を守る事が重要視されています。
ですが、英語を習っている方なら海外のニュースを見ると「ソーシャル ディスタンシング(social distancing)」と言っているのを不思議に思った事はありませんか?

実は英語圏では、「ソーシャル ディスタンシング」が正しい言い方で、「ソーシャル ディスタンス」は全く違った意味を持っています。
意味の違いをしっかりと把握して、正しい英語で話すようにしましょう。(^^♪

ソーシャルディスタンシングとソーシャルディスタンスの違い

新型コロナのニュースで毎日に様に聞く、「ソーシャル ディスタンス」と言う言葉。
公共放送のNHKのアナウンサーもしっかりと使用していますので、日本人のほとんどが「ソーシャル ディスタンス」がコロナ対策に使う正しい英語と思っています。

ですが、これはコロナ対策では全く間違った英語でネイティブが聞くと意味は理解してくれますが、少し違和感を持ってしまいます。
実際に英語で、「corona social distance」をGoogle検索をしてみましょう。

social distancing

 

どの記事も「social distancing」になっている事がすぐに分かります。
記事の中見を見ますと、「avoiding close contact with other people」「have to socially distance with other's outside」「reccommends keeping a distance of at least 1m」などと書いています。

「distance」は距離と言う意味で出てきますが、「social」とはくっついていません。
これを見ると、やはり「ソーシャル ディスタンス」は間違っているのかな?と気が付きます。

「ディスタンシング」は日本語では言いずらいのですが、どうやらここは頑張って「ディスタンシング」と言えるようにしておいた方がいいようです。(^^♪

ソーシャル ディスタンス(social distance)の意味

例えば、イタリア人やブラジル人は友達と会うとハグをしたりキスしたり凄く距離が近い状況で公共の場で接します。
一方、日本人は滅多にハグなどしませんので、友達に会った時に体を付ける事はまずありません。

この事を考えてみますと、日本人は個人と他人との心地よい距離がイタリア人やブラジル人より長くて、かなり接近している状況は好まない事が分かります。
「social distance」とは英語圏では社会学で使う学術英語で、人間の心理的な距離や特定の個人やグループが持っている心理的な距離を現わしています。

「Wikipedia」で「social distance」を調べてみますと、

wiki-social-distanceIn sociology, social distance describes the distance between different groups in society, such as social class, race/ethnicity, gender, or sexuality.
Members of different groups mix less than members of the same group.
It is the measure of nearness or intimacy that an individual or group feels towards another individual or group in a social network or the level of trust one group has for another and the extent of the perceived likeness of beliefs.

社会学で、社会的距離は、社会階級、人種/民族性、性別、または性癖など、社会のさまざまなグループ間の距離を表現します。
異なるグループの集まりは、同じグループの集まりよりも必ず少なくなります。
これは、個人またはグループが社会で別の個人またはグループに対して感じている近さや親密さの尺度、またはあるグループが別のグループに対して持っている信頼のレベルなど、近さや親密さの尺度の事を言います。

かなり、日本人が使っている「ソーシャル ディスタンス」は使い方を間違えている事が分かります。

具体的に例を上げてみますと、今アメリカで話題の「Black lives affair」なんかも黒人と白人の大きな「social distance」で、日本ですと「お金持ちと貧乏」「キャリアとノンキャリア」「自民党と共産党」などなかなか縮める事ができない距離感を持っています。

ソーシャルディスタンシングに関しては「Wikipedia」の三行目に書いてある、「For the public health measures, see Social distancing」の部分に答えがすでに書いてありますね。

ソーシャル ディスタンンシング(social distancing) の意味

コロナ感染の予防方法として、2019年ぐらいから英語圏で良く使われ始めた言葉で、病気の感染拡大を防ぐために意図的に人と人との物理的距離を保つことを意味しています。
ソーシャルディスタンスとは全く異なった意味です。

ネットやSNSが普及してきた昨今では、わざわざ物理的に人が集まる必要が無くなりました。
オンラインワーク(work from home)やオンライン飲み会などが広がり、多くのミュージシャンがオンラインでLIVE中継をするなと新しい生活様式が浸透してきたので社会的距離は狭くする必要がありません。

WHOでは最近になり、「social distancing」の代わりに「physical distancing」という用語を使い始めました。
人と人の社会的距離は離す必要は無く、物理的な距離を保つ事が大切という意味からこちらの言葉を使うようになったとの事です。

とにかく、この記事を読んだみなさんは明日から「ソーシャル ディスタンシング」を使うようにしましょうね。(^^♪
実際の距離はお国によって違いますが、おおよそ1.8m~2mがいいようです。

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