過去完了
過去完了とは
過去完了は、英語で「過去のある時点よりも前に起こった出来事」を表現する際に使われる時制です。
日本語にすると「~していた」「~したことがあった」などの意味になります。
主に、過去の出来事を話す際、その出来事が他の過去の出来事よりも前に起こったことを強調するために使われます。
過去完了の構造
過去完了の文は、次のような形で構成されます
主語 + had + 動詞の過去分詞形
例
She had gone to the store before it started raining. (彼女は雨が降り始める前に店に行っていた。)
ここで、"had" は助動詞として使われ、"gone" は動詞の過去分詞形です。
このように、「had + 過去分詞形」が過去完了の基本形です。
過去完了の解説
過去完了は、過去における「より前の」出来事を表現します。
文中に明示的または暗示的に2つの異なる過去の出来事が登場することが多く、過去完了はそのうち「より過去」の出来事を表します。
例えば、「彼女は雨が降り始める前に店に行った」という文では、「雨が降り始めた」という出来事が「過去」、その前に「店に行った」というより過去の出来事があったことを示します。
過去完了を使うことで、時間の流れを明確にすることができます。
過去完了は、過去のある複数の事象の前後関係をはっきりさせる役目をしています。
「彼が来た時、すでに彼女はそこにいました。」彼女は彼よりも前に来ているので、過去完了で彼女を表し彼を過去型にしてこの時点を起点として前後関係をハッキリさせる事ができます。
When he was there, She had already been there.
過去完了で表した方は、今現在から見た過去の時点よりもさらに以前の出来事になります。
現在から見て過去が過去型になりその時点での状態を過去完了で表します。
今現在のこととはなにも関係ありませんのでお間違いなく。
She found the house where he had lived.
---彼女は彼が住んでいた家を見つけた。
♠She found the house where he lived.としたらどうなるでしょう?
過去完了では、彼女が彼の家を見つけた時には彼はもう住んでいません。
一方両方過去型の文(時制の一致)では、彼が住んでいる家を見つけたわけです。
過去完了ではこのように過去の事象の前後関係をハッキリすることが出来ます。
英会話に慣れてくると、これも間違えやすい構文です。
たとえば、She found と言った瞬間に、彼は住んでいるにも関わらずなぜか後の分を過去完了にしてしまい、彼はもう住んでいなかった事になってしまうのです。
話相手のネイティブから、Where did he live at that moment? (彼はその時どこに住んでたの?)などとその後、質問でもされたら、もうチンプンカンプンです。
当然その逆もあり、彼はもう住んでいないのに、住んでいる事になったりしてしまい。
相手に間違った話をしているのが気が付きません。
---ところで「チンプンカンプン」とはなんなんだろう?よく使うけど分からない。チンプンカンプン!
過去完了の使用例と解説
She had eaten dinner before he arrived.
--- 彼が到着する前に彼女は夕食を食べていた。
「She(彼女)」が主語で、「had eaten(食べていた)」が過去完了形の動詞です。
「dinner(夕食)」は目的語として、食べる対象を示しています。
ここで過去完了が使われている理由は、「彼が到着する」という過去の出来事よりも前に「夕食を食べた」という出来事があったことを強調しているためです。
They had finished the project before the deadline.
--- 彼らは締め切り前にそのプロジェクトを終えていた。
「They(彼ら)」が主語で、「had finished(終えていた)」が過去完了形の動詞です。
「the project(プロジェクト)」は目的語で、終了した対象を表しています。
この文でも、締め切り(過去の時点)よりも前に「プロジェクトを終えた」という出来事が強調されています。
I had visited Paris before I moved to London. --- 私はロンドンに引っ越す前にパリを訪れていた。 「I(私)」が主語で、「had visited(訪れていた)」が過去完了形の動詞です。 「Paris(パリ)」は目的語として訪問の対象を示しています。この文では、ロンドンに引っ越すという過去の出来事の前に、パリを訪れたことを示しています。
By the time the meeting started, he had already prepared the presentation.
--- 会議が始まるまでに、彼はすでにプレゼンテーションを準備していた。
「he(彼)」が主語で、「had prepared(準備していた)」が過去完了形の動詞です。
「the presentation(プレゼンテーション)」は準備の対象です。
ここでは、会議が始まるという過去の出来事よりも前に、プレゼンテーションを準備したということを表しています。
They had left the party before we arrived.
--- 私たちが到着する前に、彼らはパーティーを去っていた。
「They(彼ら)」が主語で、「had left(去っていた)」が過去完了形の動詞です。
「the party(パーティー)」は去った場所を示しています。
この文では、私たちが到着するという出来事の前に、彼らがすでにパーティーを去っていたことを示しています。
I was fined ten thousand yen for speeding. I had been a good driver for nine years.
---9年間も違反なしだったのに、スピード違反で1万円取られた。トホホ
♠スピード違反の前は、9年も優良運転手だったのに、これで更新が次回から3年、講習1時間。経験ある人多いと思います。
After the party was over, everyone went home.
---パーティーは終わり、みんな家に帰った。
♠パーティーはみんなが家に帰る前に終わっているのだから、was を had been にした方がいいように思うのですが、実際はこの例のように「after」で明らかに前後関係がハッキリしている場合には、どちらも過去型で構いません。
When the party was over, some people had already gone home.
---パーティーが終わった時には、すでに何人かは家に帰ってしまった。
♠このような文はこちらで過去完了を使用しないと相手に過去の前後関係が分かりません。
I was fined ten thousand yen for speeding. I had been a good driver for nine years.
---9年間も違反なしだったのに、スピード違反で1万円取られた。トホホ
♠スピード違反の前は、9年も優良運転手だったのに、これで更新が次回から3年、講習1時間。経験ある人多いと思います。
After the party was over, everyone went home.
---パーティーは終わり、みんな家に帰った。
♠パーティーはみんなが家に帰る前に終わっているのだから、was を had been にした方がいいように思うのですが、実際はこの例のように「after」で明らかに前後関係がハッキリしている場合には、どちらも過去型で構いません。
when the party was over, some people had already gone home.
---パーティーが終わった時には、すでに何人かは家に帰ってしまった。
♠このような文はこちらで過去完了を使用しないと相手に過去の前後関係が分かりません。
過去完了の特徴
2つの過去の出来事を区別
過去完了は、過去における2つの出来事のうち、より前に起こった出来事を強調します。
過去の文脈で使用
過去完了は、過去の出来事を述べている際に、その前に起こった別の出来事を示すために使われます。
時間の流れの明示
過去完了を使うことで、時間の順序をより明確に伝えることができ、聞き手や読み手に時系列を理解させやすくします。
過去完了のポイント
使うタイミング
過去完了は、過去の出来事が複数あり、特にそのうちの一つが他の出来事よりも前に起こったことを明示したいときに使います。
助動詞「had」
過去完了を構成する際には、主語にかかわらず、常に「had」を使います。
過去分詞形の使用
過去完了では、動詞の過去分詞形を用いることが不可欠です。
豆知識
Fineはよく知られた単語ですね。
最初に英語を習う時、I'm fine. Thank you.と呪文のように習います。
It's fine today.もそうですね。
Fine はこのことから日本人には良いイメージがあるのですがその裏には「罰金」という恐ろしい意味があります。
動詞(verb)では「罰金を課する」です。
外国で警察に Fine と言われて Thank you. なんて喜んでる場合じゃないですよ。
この機会に覚えておきましょう。