プロモションを含みます 基本動詞の使い方

基本動詞/be

be

各動詞へのショートカット
takegive / make / have / be / go / come / put / run / do / get / see / find / feel / know / say / think / keep

基本的なイメージと使い方

「be」の基本的なイメージは「存在する」「ある・いる」という感覚です。
この基本的なイメージは、さまざまな文脈で派生的に使われ、状態や身分、位置などを表すこともできます。

「be動詞」のコアになるイメージは「何かがそこにある。」です。
To be or not to be(生きるべきか死ぬべきか)は有名なせりふですがこれもbe(そこにある)not to be(そこにない) から存在するか、存在しないか→生きるべきか死ぬべきかになります。

例文:
I am a teacher.
---私は教師です。
♠「私が教師である」という存在や状態を表すイメージ。

例文:
She is in the room.
---彼女は部屋にいます。
♠「彼女が部屋に存在している」という物理的な位置を表すイメージ。

使い方の種類とイメージとの関係

「be」は多様な文脈で使われ、その基本イメージである「存在する」や「状態」を保つという感覚が様々に派生しています。

(a) 物理的な存在
例文:
There are two apples on the table.
---テーブルの上にリンゴが2つあります。
♠「リンゴが存在している」という感覚。

(b) 状態の表現
例文:
He is tired.
---彼は疲れています。
♠「彼が疲れている状態にある」というイメージ。

(c) 位置を表す
例文:
The book is on the shelf.
---その本は棚の上にあります。
♠「本が棚の上に存在している」という感覚。

(d) 職業や役割の表現
例文:
She is a doctor.
---彼女は医者です。
♠「彼女が医者として存在している」という状態を表す。

(e) 感情や心理状態の表現
例文:
I am happy.
---私は幸せです。
♠「私が幸せな状態にある」という感覚。

句動詞やイディオムでの使用

「be」を使った句動詞やイディオムも、基本的な「存在」や「状態」の感覚から派生しています。

be into: ~に夢中である
例文:
He is into sports.
---彼はスポーツに夢中です。
♠「スポーツに熱中している状態にある」というイメージ。

be over: 終わる
例文:
The movie is over.
---映画は終わりました。
♠「映画が終わった状態にある」という感覚。

be up to: ~に従事している、~次第である
例文:
It's up to you.
---それはあなた次第です。
♠「あなたに依存している状態」という感覚。

be on: 放送されている
例文:
The show is on right now.
---その番組は今放送中です。
♠「番組が放送されている状態にある」というイメージ。

be off: 出発する、休む
例文:
I am off today.
---今日は休みです。
♠「仕事から離れている状態にある」という感覚。

活用形と時制

「be」は不規則動詞で、時制によって形が変わります。
それぞれの時制による基本イメージを見てみましょう。

現在形: am / is / are
例文:
She is here.
---彼女はここにいます。
♠「彼女が現在ここに存在している」というイメージ。

過去形: was / were
例文:
He was a student.
---彼は学生でした。
♠「彼が過去に学生として存在していた」感覚。

未来形: will be
例文:
They will be at the party.
---彼らはパーティに来るでしょう。
♠「彼らが未来のある時点で存在するであろう」イメージ。

現在完了形: have been
例文:
I have been busy.
---私はずっと忙しいです。
♠「過去から現在まで忙しい状態にある」という感覚。

関連するコロケーション(連語)

「be」はさまざまなコロケーションと共に使われますが、いずれも「状態」や「存在」のイメージが含まれています。

be ready: 準備ができている
例文:
Are you ready?
---準備はできていますか?
♠「準備が整った状態にある」感覚。

be late: 遅れる
例文:
He is always late.
---彼はいつも遅れます。
♠「遅れている状態にある」感覚。

be careful: 注意深くする
例文:
Please be careful.
---注意してください。
♠「注意している状態を持つ」感覚。

ニュアンスの違いと同義語との比較

「be」と似た意味を持つ「exist」や「stay」との違いを見てみましょう。

exist: 存在する(フォーマル)
例文:
Does life exist on Mars?
---火星に生命は存在しますか?
♠より抽象的でフォーマルな「存在」を示す。

stay: 留まる
例文:
Please stay here.
---ここにいてください。
♠「その場にとどまる」という感覚が強い。

「be」はより一般的で、日常的な「存在」や「状態」を表すのに使われます。

フォーマル・インフォーマルな場面での使い方

「be」はフォーマルな場面とインフォーマルな場面で異なる表現が使われることがあります。

インフォーマルな場面
例文:
I'm hungry.
---お腹がすいた。
♠シンプルでカジュアルな表現。

フォーマルな場面
例文:
He is currently unavailable.
---彼は現在対応できません。
♠フォーマルで丁寧な表現。

否定形や疑問文での使い方

否定形や疑問文で「be」を使うときも、「存在」や「状態」のイメージが維持されます。

否定形
例文:
I am not a student.
---私は学生ではありません。
♠「学生である状態にない」ことを表す。

疑問文
例文:
Are you busy?
---忙しいですか?
♠「忙しい状態にあるかどうか」を確認する。

文化的背景や慣用表現

「be」を使った慣用表現には文化的背景や特定のニュアンスがあります。

be all ears: 聞く耳を持つ
例文:
I am all ears.
---話を聞く準備ができています。
♠「耳を全て使って聞いている状態にある」という感覚。

be on cloud nine: 非常に幸せな状態にある
例文:
She is on cloud nine after the news.
---そのニュースを聞いて彼女はとても幸せです。
♠「雲の上にいるような」幸福感。

動詞の品詞転換や派生語の紹介

「be」から派生した単語も多く、他の品詞に変換されることもあります。

名詞: being(存在)
例文:
Human beings are social creatures.
---人間は社会的な生き物です。
♠「存在するもの」という感覚。

形容詞: be (現在分詞としての使用)
例文:
The company is being restructured.
---その会社は再編成中です。
♠「再編成される状態にある」ことを表す。

実践的なフレーズや頻出パターンの紹介

「be」を使った実践的なフレーズや頻出パターンを紹介します。

be on time: 時間通りに
例文:
Please be on time.
---時間通りに来てください。
♠「時間通りの状態にある」ことを求める表現。

be quiet: 静かに
例文:
Be quiet, please.
---静かにしてください。
♠「静かな状態である」ことを求める。

be right back: すぐに戻る
例文:
I'll be right back.
---すぐに戻ります。
♠「すぐに戻る状態になる」という感覚。

発音やアクセントの注意点

「be」の発音は短く、[biː] と発音します。アクセントは強調される部分が少なく、シンプルに発音しますが、文中の位置によっては軽く発音されることもあります。

beの用法にちょっと一言

英語の教科書で最初に出てくるのは、
I am Tom.
This is a pen.
などです。

I am Tom.は私はTomという名前でそこに存在している→私はトムです。
This is a pen.もこれはペンという名前でそこに存在している→これはペンです。
どちらも「何かがそこにある。」から派生させて理解できます。

進行形
I am running.
受身形
I am suprised.
S+V+C(第二文型)
I am angry.
上記の3センテンスは文法的には進行形・受身形(受動態)だとかS+V+C(第二文型)に入るなど細かく学習しますが、 be動詞ならどんな形でも、「何かがそこにある。」で説明できます。
I am running.
私はrunning(走っている)状況でそこにある。
I am suprised.
私はsuprised (びっくりした)状況でそこにある。
I am angry.
私はangry(怒った)状況でそこにある。

ネイティブは、コレは何形の文章だな、などと考えて話している訳がありません。
上記のようにbe動詞と来たらこの感覚で話をしているのです。

「have」と似た感覚ですね。
「have動詞」は「何かを誰かの保有領域に保つ」に対して「be動詞」「何かがそこにある。」 荒く言えば、その後に続く単語やフレーズを「保有」・「状態」とでもいえますでしょうか?
少し荒ら過ぎたかな・・・・

よく英語の勉強をしている方は、必ず「be動詞」と「get」の使い方に戸惑うときがあります。
I am hungry.
I get hungry.
上の2文の違いは、「状態」と「動作」の違いです。

I am hungry.は今お腹が空いた状態にいることを行っていますが、
I get hungry.はお今腹がだんだん空いてきている動きを表しています。
---お腹が空いてる。
---お腹が空いてきているよ~。
「ge」tの訳は、「get」の感覚でお腹が空いてグーと鳴っている動きが感じられます。

-基本動詞の使い方
-

PAGE TOP