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基本前置詞・副詞の感覚/between&among

between&among

前置詞「between」と「among」のイメージ

between」と「among」は、どちらも前置詞として使用され、物の位置や人の関係性を表しますが、それぞれ異なる状況で使われます。

「between」は2つまたは明確に区別された複数のものの間の関係を表し、「among」は3つ以上のものや集団の中での位置や分布を表します。

前置詞「between」の基本イメージ

「between」は、2つ以上の明確に区別されたものの間にある状態や関係を示します。

ここで重要なのは、比較や区別が明確にできる点です。

She sat between her two friends.
---彼女は2人の友達の間に座りました。
♠彼女が2人の友達のちょうど間にいることを示します。

The negotiations between the two companies are ongoing.
---2社間の交渉は進行中です。
♠2つの会社という特定の相手同士の交渉を表します。

I had to choose between red and blue shirts.
---私は赤と青のシャツのどちらかを選ばなければなりませんでした。
♠赤と青、2つの選択肢が明確に示されています。

前置詞「among」の基本イメージ

「among」は、3つ以上のものや集団の中での関係や位置を表します。

これには、集団や不特定多数の中に含まれているというニュアンスが含まれます。

He was among the best students in the class.
---彼はクラスで最優秀の生徒の1人でした。
♠多くの生徒の中で、彼がその中の一部であることを示しています。

The house is hidden among the trees.
---その家は木々の中に隠れています。
♠多くの木々に囲まれて家がある様子を表します。

There was a lot of excitement among the crowd.
---群衆の中に大きな興奮がありました。
♠大勢の人々の中での状況を表しています。

前置詞「between」:位置や場所の表現

「between」は、2つまたは複数の明確に区別されたものの間にある位置や場所を示すときに使われます。

The bookstore is between the bank and the café.
---本屋は銀行とカフェの間にあります。
♠本屋が2つの建物の間に位置していることを示します。

She stood between her two brothers.
---彼女は2人の兄弟の間に立っていました。
♠彼女が兄弟2人のちょうど間に立っていることを表します。

There’s a small park between the buildings.
---そのビルの間に小さな公園があります。
♠ビルの間に挟まれた公園の位置を表しています。

前置詞「among」:位置や場所の表現

「among」は、集団や3つ以上のものに囲まれている状態を示すときに使われます。

She found her ring among the leaves.
---彼女は葉っぱの中に指輪を見つけました。
♠葉っぱのたくさんある中で指輪を見つけたことを表します。

The children were playing among the flowers.
---子供たちは花々の間で遊んでいました。
♠多くの花に囲まれて子供たちが遊んでいる様子を示しています。

The decision was made among the board members.
---決定は取締役の間でなされました。
♠取締役の集団の中で話し合われたことを示します。

「between」と「among」の用法にちょっと一言

「between」と「among」はどちらも物や人の間の関係を表すため、しばしば混同されますが、以下のポイントを押さえると使い分けが容易です。

「between」と「among」の違い

対象の数や区別
「between」は、2つまたは明確に区別された複数のものに対して使います。例えば、選択肢が2つの場合や特定の関係を指す場合に使います。
例:I have to choose between the two options.(2つの選択肢の間で選ばなければならない)
「among」は、3つ以上の集団や曖昧な多数に対して使います。明確な境界や区別がない状況で使われます。
例:The news spread quickly among the people. (ニュースは人々の間で広まった)

比較と含まれた関係
「between」は、特定の相手やものの間にある関係を強調し、比較や対比が伴うことが多いです。
例:The secret is between you and me. (その秘密は君と私の間だけのものだ)
「among」は、集団の中で何かが分散している様子や、広がりを表現することに重点があります。
例:He was well-respected among his peers. (彼は仲間の中で尊敬されていた)

これらの違いを理解することで、2つの前置詞を状況に応じて正確に使い分けることができます。

前置詞「between&among」を更に深堀

between&amongはどちらも日本語では「~の間」と訳されます。
ですので、混乱しやすい前置詞の代表になります。

amongの基本感覚は、「漠然とした集まり中の」です。
betweenの基本感覚は、「明確に区別できる集まり中の」です。

前置詞「between&among」の比較

2 つのものについて話している時は 「between」
3 つ以上のものについて話している時は 「among」
と認識していませんか?
今日からその間違えは直しましょう!

between

「between」は、「by two」 からできているので「2つの中の」と当初はそのような意味で使用されていたのでしょう。
実際今でも2つの場合に使用される事が多いのですが、現在では3でも4でも使用出来ます。

その基本は「明確に区別できる集まり中の」で、明確に一つ一つが区別され意識されていることが前提となります。

Let's share this cake between Yoko, Misa, and me.
---洋子とみさと私でそのケーキを分けましょう。
♠ 個々が明確に意識されています。

参考

※「between」は3人以上でも個々が明確に区別される場合や、特定の対象を扱っている場合には使われることがありますが、日常的には「among」を使う方が自然です。
「Let's share this cake among(with) Yoko, Misa, and me.」が自然です。
ですが、日本のテストでは、「」になりますので要注意!


Switzerland lies between France, Germany, Austria, and Italy.
---スイスはフランスとドイツとオーストリアとイタリアの中にあります。
♠ 個々の国が明確に羅列されています。

It's just between you and me.OK?
---二人だけの秘密だよ。了解?
♠ 慣用句ですので覚えましょう。

It's something between a cellphone and a PC.
---それは携帯ともコンピューターともつかないものです。
♠ 両方の性質をかねている場合などにも「between」が使えます。
実際どちらとも付かない商品が最近は多いですよね。

This is a peace treaty between three countries.
---これは3国間の平和条約です。

She dropped the paper between the desk and the wall.
---彼女は机と壁の間に髪を落とした。
♠ よくありあすね。大掃除の時に懐かしく出てきます。

among

「among」は子供が部屋でブロック遊びをしているときに、崩してばらばらになった中からブロックを1つ選ぶ感覚です。

個々のブロックは区別できませんが一つの大きな漠然とした集まりから選ぶ感覚です。

2つの場合には通常「between」を使用しますが、3つ以上の漠然としたものは「among」の世界です。

There is a beautiful rose among the flowers in the vase.
---花瓶の中に美しいバラがある。
♠ 花瓶の中の他の花の個々には意識が行っていません。

He stands out among the crowd.
---彼は大勢の中で目立っている。
♠ crowdは雑多な集団で、個々は意識できません。

It's OK, you're among friends.
---回りはみんな友達だから大丈夫だよ。

He divided the money among the street children.
---彼は、ストリートチルドレンに金を分けた。
♠ 路上生活をしている子供たちにお金を上げたのですが、何か悪い事をさせてその報酬として分けている感じがしますので、使用には注意しましょう。

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