on / to / for / at / under / with / against / into / by / after / before / behind / of / toward / from / through / below / often&sometimes / about&around / within&without / up&down / in&out / across&along / between&among / since&during / over&above / off&away / near&far / inside&outside / rarely&almost / forward&ahead / beside&alongside / beyond&beneath / apart&together
前置詞/副詞「behind」のイメージ
「behind」は前置詞と副詞の両方として使われ、その基本的な意味は後ろや遅れに関係しています。
物理的な位置や時間的な順序において、あるものが他のものの「後ろに」あることを表現します。
前置詞「behind」の基本イメージ
前置詞「behind」は、主に物理的な位置関係で、何かが他の物の「後ろ」にあることを表します。
名詞や代名詞の前に置かれ、その物体の位置を示します。
The cat is hiding behind the couch.
--- 猫がソファの後ろに隠れています。
♠猫がソファの背後にいることを示しており、物理的な位置関係を表しています。
There's a garden behind the house.
--- 家の後ろに庭があります。
♠家より後方に庭があることを示しています。
He parked his car behind mine.
--- 彼は私の車の後ろに駐車しました。
♠彼の車が私の車の後ろに位置していることを表しています。
副詞「behind」の基本イメージ
副詞「behind」は、動詞を修飾して後ろにある状態や遅れている状態を表します。
時間や進行状況においても「遅れ」を示すために使われます。
He fell behind in his studies.
--- 彼は勉強が遅れています。
♠勉強の進み具合が他の人や予定に比べて遅れていることを示しています。
She stayed behind after the meeting.
--- 彼女は会議の後に残りました。
♠会議が終わった後に他の人よりも後に残ったことを表しています。
The train is running behind schedule.
--- 電車は予定より遅れています。
♠電車の運行がスケジュールよりも遅れていることを表しています。
前置詞「behind」:位置や場所の表現
前置詞「behind」は、物が他の物の背後にある状態を表すときに使います。
物理的な空間での配置や視覚的な位置関係を示すのに非常に役立ちます。
The tree is behind the building.
--- 木は建物の後ろにあります。
♠建物の背後に木があるという位置関係を示しています。
There's a river behind the hill.
--- 丘の後ろに川があります。
♠丘の後方に川が流れていることを示しています。
They stood behind the curtain, waiting for their turn.
--- 彼らはカーテンの後ろで、自分の順番を待っていました。
♠カーテンの背後に立っていることを表しており、順番待ちの場面で使われています。
副詞「behind」:時間や進行の遅れ
副詞「behind」は、時間や進行状況において遅れや後れを取ることを示す場合に使われます。
I'm falling behind on my project.
--- プロジェクトが遅れています。
♠プロジェクトが他の進行状況や予定に比べて遅れていることを表しています。
The event is running behind schedule.
--- イベントは予定より遅れています。
♠イベントが予定通りに進んでいないことを示しています。
He is behind the others in completing his work.
--- 彼は他の人よりも仕事が遅れています。
♠他の人に比べて仕事の進捗が遅れていることを示しています。
「behind」の用法にちょっと一言
「behind」は、物理的な背後だけでなく、比喩的な意味でも使われることがあります。
例えば、支援や支持を表す場合や、理由や原因が何かの「背後」にあると表現することができます。
支持や支援を表す「behind」
I'm fully behind your decision.
--- 私はあなたの決定を全面的に支持します。
♠「behind」はここで物理的な位置を示していませんが、比喩的に「支持」や「応援」を表しています。
The team is behind you all the way.
--- チームは最後まであなたを支援します。
♠ここでは「支援」という意味で使われており、精神的に背後にいることを示しています。
理由や原因を表す「behind」
What’s behind his sudden change of mind?
--- 彼が急に考えを変えた理由は何ですか?
♠彼の行動の背後にある理由を尋ねています。
There’s a lot of hard work behind their success.
--- 彼らの成功の背後には多くの努力があります。
♠成功に至るまでの背景や隠された努力を表しています。
このように「behind」は、物理的な位置だけでなく、遅れや支持、理由を表す場面でも頻繁に使われる便利な表現です。
前置詞/副詞「behind」を更に深堀
「behind」の基本感覚は、「対象の後ろに位置する」です。
そこから派生して、「遅れる」「隠れる」などが出てきます。
「before」と「behind」の違い
「before」と「behind」の違いを簡単に説明すると、「時間や位置における「前」と「後ろ」」の概念が関わっています。
以下に、両方の単語の使い方やニュアンスを詳しく説明します。
1. 時間の表現
before: 何かが他の出来事の前に起こることを表します。
behind: 何かが他の出来事の後に起こる、または遅れていることを表します。
Before: Finish your work before the deadline.
--- 締め切りの前に仕事を終わらせてください。
♠「締め切り」という特定の時間よりも先に終わらせる必要があることを表しています。
Behind: I'm behind schedule.
--- 予定より遅れています。
♠スケジュールに対して進行が遅れていることを示しています。
2. 位置の表現
before: 何かの前に物が位置していることを表します。
behind: 何かの後ろに物が位置していることを表します。
Before: The car stopped before the crosswalk.
--- 車は横断歩道の前で止まりました。
♠横断歩道よりも手前で止まったことを示しています。
Behind: The dog is behind the door.
--- 犬はドアの後ろにいます。
♠ドアの背後に犬がいることを表しています。
3. 抽象的な使い方
before: 優先順位や選択で「前に」という意味でも使われます。
behind: 支援やサポートの文脈で「後ろに」という意味で使われることがあります。
Before: She always puts family before work.
--- 彼女はいつも仕事より家族を優先します。
♠家族が仕事よりも重要であるという優先順位を示しています。
Behind: I'm fully behind your decision.
--- 私はあなたの決定を全面的に支持します。
♠「behind」は、文字通りの「後ろ」ではなく、比喩的に「支える」ことを表します。
まとめ
「before」は、時間や位置で「前に」あることを示し、順序や優先順位を表すときに使います。
「behind」は、時間や位置で「後ろに」あることを示し、遅れや支援の意味合いを含むこともあります。
これらの違いを理解すると、物事の順序や位置関係をより正確に表現できるようになります。
前置詞/副詞behind
She is standing behind him.
---彼女は彼の背後に立っている。
There is a small river behind my house.
---私の家の裏には、小さな川があります。
The sun disappeared behind clouds.
---太陽は雲の裏に隠れた。
♠ どちらも完全に物理的に後ろを表しています。
この意味での「behind」は、「in back of~」でも言い換えることが出来ます。
The train is ten minutes behind schedule.
---列車は10分遅れて到着いる。
We are three points behind that team.
---我々は3ポイントあのチームに負けている。
She is behind the other students in reading.
---彼女は読みで他の生徒に劣っている。
♠ 「A is B in C.」で「A」は「C」の事について「B」に遅れを取っている(劣っている)
上記の3センテンスはどちらも物理的な物の後ろではなくて、ある出来事に対してまだ後ろで追いついていない感覚です。
I guess someone pulled strings behind him.
---彼を裏で誰かが糸を引いているようだ。
My father is always behind me.
---父がいつも私を支えてくれる。
He was shot from behind.
---彼は後ろから撃たれた。
He was put behind bars for five years.
---彼は5年間刑務所にいた。
♠ bars(鉄格子)のbehindだから。
①behind time.
②behind the times.
この違い分かりますか?
①は、予定に遅れている
②は、時代遅れです。
♠ ちなみに「before the times」で、「時代に先駆けて」になります。
ここで大切な事は、「the」を付ける事です。
ついつい慣れてきますと、間違えて
「behind the schedule」
などと「the」を入れたくなりますが、「遅れている場合」には、
「behind schedule/time」
・「behind」の間違えた使い方
ネイティブが、「behind」と聞くと想像するのは「何かがあってその裏側」という感じです。
ですので、裏側が想像できないような場面では、位置的には裏でも「behind」は使用できません。
1. My house is behind the street.✕
この文は、文法的には問題ありませんが、「street(通り)」は一般的に広がりのある場所なので、「behind(後ろに)」という表現は位置関係として不自然です。
「behind」は特定の物体や建物に対して使うことが多いので、通りの場合は、家が通りに面している場合は「on」や「across from」の方が自然です。
My house is on the street. 〇
--- 私の家は通りに面しています。
My house is across from the street. 〇
--- 私の家は通りの向かいにあります。
2. The park is behind the ocean.✕
この場合、「behind」という位置関係は不自然です。
海のように広がりのある場所や境界がはっきりしない空間に対して「behind」を使うと、物理的な「後ろ」という意味が曖昧になります。
The park is near the ocean. 〇
--- 公園は海の近くにあります。
「near(近く)」を使うことで、海の近辺に公園があることを自然に表現できます。
このように、「behind」は、特定の物や建物などに対して使うのが自然で、広大な空間や抽象的な場所に対して使うのは不自然になります。
「behind」 を位置で使用した場合にその反対語は、「in front of」になります。
この意味での「beind」は「in back of」と同じと先ほど説明しましたが、
in front of
in back of
in the front of
in the back of
at the end of
とこれに「the」が入ると入らないで、また意味が違ってきます。
これを分かりやすく説明しますと。
A ( B 私⇒ C ) D
( ) はボートで、⇒ は「私」が見ている方向です。A と D はボートの外にいることを示しています。
A is behind the boat. (Aはボートの外側の後ろ)or A is in back of the boat.
B is in the back of the boat. (Bはボートの内部の後部)
I am in the middle of the boat. (私はボートの中央)
C is in the front of the boat. (Cはボートの内部の前部)
D is in front of the boat. (Dはボートの外側の前方)
theが付く事により、ボート自体の部分を特定していますので、定冠詞theが付いてきます。
theが無いと、ボートを一つの抽象的なものとして見ています。
♠ 「A is back of the boat.」はアメリカ英語で「behind」と同じ意味で自然に使われます。
「at the end of」 は何かの終端、または端にいることを示します。
「at the end of the boat」は、ボートの一番端(前でも後ろでも)を示す表現です。