プロモションを含みます

基本前置詞/副詞の感覚/on

om

前置詞/副詞「on」のイメージ

on」は前置詞副詞の両方として使われ、その基本的な意味は接触支えに関わっています。

しかし、文脈によって異なる意味を持つことがあるため、具体的な例を通じてそのニュアンスを理解していきましょう。

前置詞「on」の基本イメージ

「on」は物理的な接触や、物が別のものに支えられている状態を表すのが基本です。
名詞や代名詞の前に置かれ、その関係を示します。

The book is on the table.
---その本はテーブルの上にあります。
♠本がテーブルの表面に接触している。

There’s a picture on the wall.
---壁に絵がかかっています。
♠絵が壁の表面に取り付けられている。

I placed my phone on the desk.
---私は机の上に携帯を置きました。
♠携帯が机の表面に置かれている。

副詞「on」の基本イメージ

副詞「on」は動詞を修飾し、進行中の動作や状態を示します。

名詞や代名詞に依存せず、動作が続いていることや何かが進行中であることを強調します。

The light is on.
---ライトがついています。
♠ライトが「オン」の状態。

Keep going. We’re still on.
---続けて、私たちはまだ進行中です。
♠活動が続いていることを示す。

The TV is on, but no one is watching.
---テレビがついていますが、誰も見ていません。
♠テレビが「オン」の状態。

前置詞「on」:位置や場所の表現

前置詞「on」は、物が何かの表面にある場合を表します。
物理的な位置や場所を説明するときによく使われます。

The keys are on the shelf.
---鍵は棚の上にあります。
♠鍵が棚の表面に置かれている。

There’s a book on the desk.
---机の上に本があります。
♠本が机の表面に置かれている。

The cup is on the counter.
---カップはカウンターの上にあります。
♠カップがカウンターの表面に置かれている。

副詞「on」:進行中の動作

副詞「on」は、動作や活動が進行中であることを示すときに使われます。

The show is on right now.
---今、ショーが放送されています。
♠放送が進行中である。

The game is on.
---試合が進行中です。
♠試合が進んでいることを表す。

The project is on schedule.
---プロジェクトは予定通り進んでいます。
♠プロジェクトが順調に進行していることを示す。

前置詞「on」:時間の表現

「on」は特定の日や日時を表すときにも使われます。
特定の時間や日付に「接触」しているという感覚が重要です。

I have a meeting on Monday.
---月曜日に会議があります。
♠会議の日が特定されている。

Her birthday is on July 15th.
---彼女の誕生日は7月15日です。
♠誕生日が特定の日付に関連している。

The event is on Christmas Day.
---そのイベントはクリスマスに行われます。
♠イベントの日付が明確に設定されている。

副詞「on」:スイッチや状態

副詞「on」は、スイッチが「オン」の状態であることや、機械が動作中であることを表します。

The computer is on.
---コンピューターが動作しています。
♠電源が入っている状態を表す。

The heater is on because it’s cold.
---寒いのでヒーターがついています。
♠ヒーターが動作中である。

The radio is on, but no one is listening.
---ラジオがついていますが、誰も聴いていません。
♠ラジオが動作している状態。

「on」の用法にちょっと一言

「on」は進行中や接触以外にも、比喩的な使い方や慣用表現としてもよく使われます。
以下のような表現も覚えておくと便利です。

依存や支えを表す

「on」は、物理的な支えだけでなく、依存や支えとなるものに関しても使われます。

I rely on my friends for support.
---私は友人に支えを頼っています。
♠精神的な支えを示す。

The success of the project depends on everyone’s effort.
---プロジェクトの成功は皆の努力にかかっています。
♠成功が努力に依存していることを示す。

決定されている事柄

「on」は、決定された計画やスケジュールに対しても使われます。

The deal is on.
---取引が成立しています。
♠取引が進行中であることを示す。

The party is still on despite the rain.
---雨にもかかわらず、パーティーはまだ行われます。
♠予定が変更されずに進行中であることを示す。

これらの表現を知っておくと、より柔軟に「on」を使いこなすことができ、日常の英会話に幅が広がります。

前置詞/副詞「on」を更に深堀

onと聞くと~の上に乗っていると、何かの上に乗っているのがonだと思っている方が多いと思うのですが、 onの持つ感覚は「強く接触している」です。

前置詞/副詞on

There's a fly on the wall.
---ハエが壁にいるよ。
♠この場合に、「on」を「~の上に乗っている」と考えていたのでは理解できません。
onは天井であろうと壁であろうと確実に接触していればいいのです。

a fly on the ceiling
---(天井のハエ)も「on」です。

I go to church on Monday.
---私は月曜日の教会に行きます。
♠直接物理的に接していなくても、イメージで強い接触を感じる場合にも「on」を使います。
上記の曜日の場合には、その曜日に行動が強く接触しているわけです。
※ちなみに時刻には,atを使います。 これは、atがもっと小さな点で接触している感覚からです。

This is on me.
---僕のおごりだよ。
♠払うお金が、強く私に接触しています。

I have something on my mind.
---何か気になる事がある。
♠心に強く引っかかる何かがあるのです。

「on」の「強く接触している」感覚から、そこに強く押し付けるイメージも出てきます。

The heavy tax burden on the people.
---重い税金は人々に重荷となる。
♠税金が人々を押さえ込んでいる感覚です。

You should concentrate on your homework.
---宿題に集中した方がいいよ。
♠宿題に集中力を強く押し付けていく感覚です。
私も宿題に集中できれば今頃もっと・・・・後悔先に立たず

「on」の「強く接触している」感覚から、継続してその状態を維持しているイメージも感じることが出来ます。

Keep on smiling.
---笑顔で。
♠笑顔をいつも心で維持する。

The rain kept on throughout the day
---雨は一日中振り続けた。

She went on talking.
---彼女は話続けた。

Turn on the TV.
---テレビつけて。
♠テレビの中の回路がずっと接触して、電源が入るから機能する。

It’s hot here. Put on the air conditioner.
---熱いからエアコン付けて。

Put on your shoes soon.
---すぐに靴を履いて。
♠靴が足をずっと一緒にいる状態にする。

まとめ

「on」が持っている「くっつく」「続く」「継続する」「機能する」などのイメージを知ってるとなとなく腑に落ちます。
どんな時に「on」を使用するかは、慣用句がほとんどですので、何回も使用する事で覚えるしかありません。

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