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使役動詞make/get /have/letの違い

使役動詞let

使役動詞make/get /have/letの違い

使役動詞には、「make」「get」「have」「let」などがあり、それぞれ異なるニュアンスを持って使われます。
これらの使役動詞はすべて「他の人に何かをさせる・行わせる」という共通点がありますが、使い方や強制性、許可の度合いに違いがあります。
以下に、これらの使役動詞の違いを詳しく解説します。

使役動詞makeの特徴と使い方

特徴:
「make」は、相手に「強制的に何かをさせる」という意味で使われます。
相手の意志にかかわらず、行為を行わせるニュアンスが強いです。

構造:
Make + 人 + 動詞の原形

例文と解説:

The teacher made the students do their homework.
--- 先生は生徒たちに宿題をさせた。
♠ 先生が生徒に宿題を「強制的に」させたという意味で、「make」が使われています。

His parents made him clean his room.
--- 両親は彼に部屋を掃除させた。
♠ 両親が彼に部屋を掃除するように強制したことを示しています。自発的ではなく、強制的な意味合いが強いです。

使役動詞getの特徴と使い方

特徴:
「get」は、相手に何かを「説得して」または「依頼して」行わせるというニュアンスを持っています。
「make」のような強制的な意味合いはなく、相手に何かをさせるために動機付けたり説得したりするイメージです。

構造:
Get + 人 + to + 動詞の原形

例文と解説:

I got my friend to help me with the project.
--- 私は友達にプロジェクトを手伝ってもらった。
♠ 「get」は友達を説得して手伝ってもらったというニュアンスがあります。強制的ではなく、依頼やお願いによって行動を引き出しています。

She got her brother to fix the computer.
--- 彼女は兄にコンピューターを修理させた。
♠ 彼女が兄に頼んで、コンピューターの修理をしてもらったことを表しています。「get」はお願いや依頼を意味します。

使役動詞haveの特徴と使い方

特徴:
「have」は、相手に「依頼して」何かをしてもらう、または何かを手配するという意味で使われます。
強制的ではなく、信頼関係に基づいて行為を依頼するニュアンスがあります。
また、ビジネスやサービスの文脈で「誰かに何かをしてもらう」状況でもよく使われます。

構造:
Have + 人 + 動詞の原形
または、Have + 人 + 過去分詞(仕事を依頼して完了してもらう場合)

例文と解説:

I'll have my assistant send you the documents.
--- アシスタントに書類を送ってもらいます。
♠ ここでは、アシスタントに書類を送るよう依頼していることを示します。強制ではなく、業務的な依頼です。

We had the car repaired yesterday.
--- 昨日、車を修理してもらった。
♠ 修理屋に車を修理してもらったという意味で、「have + 過去分詞」を使っています。依頼により行動が実行されたことを示します。

使役動詞letの特徴と使い方

特徴:
「let」は、相手に「許可して」何かをさせる、あるいは「〜するのを許す」という意味です。
相手が自発的に何かをすることを許可するニュアンスが強く、強制性はまったくありません。

構造:
Let + 人 + 動詞の原形

例文と解説:

She let her children play outside.
--- 彼女は子供たちが外で遊ぶのを許した。
♠ 彼女が子供たちに対して、外で遊ぶ許可を与えたという意味です。自発的な行動に対する許可です。

Let me know if you need anything.
--- 何か必要なら知らせてください。
♠ 「let me know」は、「私に知らせてください」という意味で、許可を与えたり、促す表現です。

まとめ:使役動詞make/get/have/letの違い

make: 相手に「強制的に」何かをさせる。強制性が強く、相手の意志にかかわらず行わせる場合に使う。
get: 相手を「説得して」または「依頼して」何かをさせる。強制ではなく、相手を動機付けるニュアンスがある。
have: 相手に「依頼して」何かをしてもらう。ビジネスや日常的な依頼の状況でよく使われ、強制性はない。
let: 相手に「許可して」何かをさせる。自発的な行為を許す場合に使われ、強制性はまったくない。

これらの使役動詞は、文脈やニュアンスに応じて使い分ける必要があります。それぞれの動詞が持つ意味合いに注意し、適切な場面で使うことが重要です。

-中学生の英文法, 使役構文
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