on / to / for / at / under / with / against / into / by / after / before / behind / of / toward / from / through / below / often&sometimes / about&around / within&without / up&down / in&out / across&along / between&among / since&during / over&above / off&away / near&far / inside&outside / rarely&almost / forward&ahead / beside&alongside / beyond&beneath / apart&together
前置詞/副詞「to」のイメージ
「to」は前置詞と副詞の両方として使われ、その基本的な意味は方向性や到達に関わっています。しかし、文脈によっては異なる意味やニュアンスを持つため、使い方を具体的に見ていきましょう。
前置詞「to」の基本イメージ
前置詞「to」は、主に方向性を表します。
「to」は物理的な移動だけでなく、抽象的な到達点にも使われます。
名詞や代名詞の前に置かれ、対象への「到達」を表現します。
I’m going to the store.
---私は店に向かっています。
♠「to」は目的地である「店」に向かう動作を強調しています。
She gave the book to her friend.
---彼女は友達にその本を渡しました。
♠「to」は本が友達の手に渡る動作、つまり「友達」という対象への到達を示しています。
We’re traveling to Japan next month.
---私たちは来月日本へ旅行します。
♠「to」は「日本」という目的地に向かう動作を示し、旅行の方向性を明確にしています。
I sent a letter to my friend.
---私は友達に手紙を送りました。
♠「to」は手紙が「友達」に向かって送られるという方向性を示しています。
He walked to the station.
---彼は駅まで歩きました。
♠「to」は目的地である「駅」に向かう動作を表します。
We are going to the beach tomorrow.
---私たちは明日ビーチに行きます。
♠「to」は「ビーチ」という場所への到達を示しており、移動の方向性を強調しています。
副詞「to」の基本イメージ
副詞「to」は、動詞を修飾して動作の完了や到達を示します。
この使い方は、何かが「どこかへ到達する」ことを強調する場面で使用されます。
この使い方は少し限られており、特定の句動詞や慣用表現に見られます。
We walked to the top of the hill.
---私たちは丘の頂上まで歩きました。
♠「to」は歩いた先の「頂上」に到達することを表現し、完了した行為を示します。
The car sped to and stopped in front of the house.
---車は速く走り、家の前で止まりました。
♠「to」は動作が「家の前」で終了し、到達点が明確であることを示します。
The door slammed shut and locked to.
---ドアがバタンと閉まり、ロックされました。
♠「to」は動作が完了したことを示し、ドアが完全に閉まってロックされた状態を表現しています。
The windows slid to quietly.
---窓が静かに閉まりました。
♠「to」は窓が完全に閉まったことを強調しています。
He pushed the chair to.
---彼は椅子を押して完全に閉めました。
♠「to」は動作の終点である「完全に閉める」ことを示しています。
前置詞「to」:位置や場所の表現
前置詞「to」は、物理的な場所や到達点を示すため、移動や方向に関連する表現で使われます。
動作がどこに向かっているかを明確にするために頻繁に使われます。
He went to the park after lunch.
---彼は昼食後に公園に行きました。
♠「to」は「公園」への移動を示し、その方向性が強調されています。
The package was delivered to my house.
---荷物が私の家に届けられました。
♠「to」は「家」が配達の最終目的地であることを示しています。
We drove to the beach for the weekend.
---週末にビーチに車で行きました。
♠「to」は「ビーチ」が最終的な目的地であることを示しており、動作がそこに到達することを強調しています。
前置詞「to」:目的の表現
「to」は、単に物理的な場所への到達だけでなく、目的を示すためにも使われます。
この場合、「何のために」行動が行われるのかを表します。
She went to school to study.
---彼女は勉強するために学校へ行きました。
♠「to」は「勉強する」という目的を示しています。
I came to help you.
---私はあなたを手伝うために来ました。
♠「to」は「手伝う」という目的を明確にしています。
They are working hard to achieve their goals.
---彼らは目標を達成するために一生懸命働いています。
♠「to」は「目標を達成する」という目的を強調しています。
「to」の用法にちょっと一言
「to」は、単に移動や到達だけでなく、時間や感情に関わる場合にも使われます。
これらの用法は日常的に非常によく見られる表現です。
時間に関連した「to」
「to」は、時間の前に使われ、何時に近づいているかを表現します。
It’s ten minutes to three.
---3時10分前です。
♠「to」は「3時」という時刻に向かって時間が進んでいることを表しています。
感情の方向を示す「to」
「to」は、感情や意図の方向性を表す時にも使われます。
He was kind to me.
---彼は私に優しくしてくれました。
♠「to」は「私」に向けた優しさを示しています。
She is loyal to her friends.
---彼女は友達に対して忠実です。
♠「to」は「友達」に向けた忠誠心を示しています。
She’s really dedicated to her job.
---彼女は本当に仕事に専念しています。
♠「to」は「仕事」に向かって感情や努力が注がれていることを示しています。
I look forward to meeting you soon.
---すぐにお会いできるのを楽しみにしています。
♠「to」は「会う」という未来の行動への期待を示し、その方向性を強調しています。
このように、「to」は物理的な移動や目的地だけでなく、時間や感情の方向性を表現する時にも非常に便利な表現です。
前置詞/副詞「to」を更に深堀
日本人はtoと聞くと「~へ」と考えて、「go to school」(学校へ行く)などその典型的な例です。
このように場所や目的地をtoの後に入れて文を作るのは覚えるのですが、実際は「~へ」では現せないtoの使い方が沢山でて来て理解できなくなってしまいます。
「to」の基本的な概念は「相対する物を結ぶ。」です。
前置詞/副詞to
I went to the park with my daughter.
---娘と公園に行った。
「went」(行った)に対して、相対する物は「park」(公園)です。この二つが結ばれて文章として相手に伝わります。
What happened to you?
---何が起きた(あった)の?
「happened」(起きた)に相対する物は「you」(あなた)で、この結びが無いと誰に言っているのか文章だけでは判断できません。
A to B は、Aの足りない情報をBで補うそんな相対関係にあります。
I have nothing to do.
---やる事が何も無い。
「I have nothing」に対して、いったい何が「nothing」なのかを「to」で情報を補って相対関係を結んで意味を完成させています。
This is my first visit to America.
---コレがはじめてのアメリカ訪問です。
「my first visit」はいったい何処なんだろうと聞き手は思い、その相対情報を「to」以下で「America」と説明しています。
またネイティブはこれは、前置詞のtoなのか、不定詞の「to」なのかなどと考えてはなしてはいません。
それは日本人に英文法として、英語を体系化していくために必要がから便宜上区別しただけで、何ら意味の違いなど存在しません。
toの基本は常に、「相対する物を結ぶ。」です。
I want to be a nurse.
---看護婦になりたい。
He is planning to go to Africa.
---彼はアフリカに行く計画をしている。
Let's go to buy some cake.
---ケーキを買いにに行こう。
♠ どのケースもtoの前の情報に、後の情報が補完され相対的に結び合って一つの文を構成している事がもう簡単に分かります。
また同時に上記の3センテンスでは、これからの未来を現していることにも気づきます。
「to」はこのように未来をイメージ左折意味合いも兼ね備えています。
では、下記のようなtoはどのように説明されるでしょう?
I'm too old to do that.
---私はそれをするには年を取りすぎているよ。(年を取りすぎてそれが出来ない。)
♠ 「too」は否定的は意味をその単語に持っています。~すぎて(無理)の感覚です。
ですのでこの文では、「to」以下のことが無理なわけです。
「too + to構文」などと覚える 必要など全くありません。感覚ですでに理解してしまいましょう。
It's five to six.
---六時5分前です。
♠ これは「to」の未来の感覚から、6時になるまでにまだ5分あるので5分前です。
「to」は副詞として使用できるの?
実際には、「to」は前置詞としてよく使われますが、副詞として使われることは非常に限られています。
日常会話や文章では、ほとんどの場合「to」は前置詞として使われており、「to」の副詞的な使い方は、特定の表現や句動詞においてのみ見られるため、非常に稀です。
例えば、以下のように副詞的に使われることがありますが、これはかなり特殊なケースです:
The door slammed shut and locked to.
--- ドアがバタンと閉まり、ロックされました。
♠ この場合、「to」は「閉まる」という動作が完全に完了したことを強調する副詞として機能しています。
通常、「to」は前置詞としての使用が圧倒的に多いです。
前置詞としては、「目的地に向かう」「到達する」「目的を表す」などの意味を持つため、非常に幅広く使われています。
ですので、みなさんには「to」は主に前置詞として覚えることをお勧めします。
副詞としての用法は限定的なので、特殊な文脈で出会った際に補足的に理解していく方が現実的です。