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基本前置詞・副詞の感覚/within&without

within & whithout

前置詞/副詞「within」と「without」のイメージ

within」と「without」は前置詞および副詞として使われ、それぞれ異なる感覚を持っています。

「within」は内側範囲内を表し、「without」は外側欠如を示します。これらは、位置や範囲を表すだけでなく、比喩的な意味でも頻繁に使われます。

前置詞「within」の基本イメージ

「within」は、ある範囲や領域の内部を表し、時間や空間に関する制限の中で何かが起こることを示します。

You must complete the project within a week.
---一週間以内にプロジェクトを完成させなければなりません。
♠「within」は「一週間以内に」という時間の制限を示しています。

The treasure is hidden within the castle.
---宝物は城の中に隠されています。
♠「within」は「城の内部に」という物理的な位置を示しています。

Please stay within the boundaries.
---境界内に留まってください。
♠「within」は「境界の内側」という範囲を示しており、物理的な制限を表しています。

前置詞「without」の基本イメージ

「without」は、ある物や状況がない、または外側にあることを示します。
「何かが欠けている」ことを強調する際によく使われます。

He left without saying goodbye.
---彼はさよならを言わずに去りました。
♠「without」は「さよならを言うことなく」という欠如を示しています。

She walked without shoes.
---彼女は靴を履かずに歩きました。
♠「without」は「靴を履いていない」という状態を表し、欠如を強調しています。

The door remained without a lock.
---ドアは鍵のないままでした。
♠「without」は「鍵がない」という状態を示し、物が存在しないことを強調しています。

副詞「within」の基本イメージ

副詞「within」は、動作が内部で行われることを示し、物や場所の内部を強調します。

The answer lies within.
---答えは内部にあります。
♠「within」は、答えが「内部」にあることを強調しています。物理的な場所に限らず、抽象的な内部も示します。

She kept her emotions within.
---彼女は感情を内に秘めていました。
♠「within」は「感情を内に秘める」という内面的な状態を示します。

He looked within himself for answers.
---彼は自分自身の内面に答えを求めました。
♠「within」は「自分の内側」を示し、精神的・感情的な内面を表しています。

副詞「without」の基本イメージ

副詞「without」は、ある行為や状態が欠如しているか、または外部で行われることを表します。

He left without.
---彼は何も言わずに去りました。
♠「without」は「何も言わないで」という欠如を示しています。

The team succeeded without.
---チームは助けを借りずに成功しました。
♠「without」は「助けを借りずに」という意味で、欠如を強調しています。

She survived without.
---彼女は何も持たずに生き延びました。
♠「without」は「何も持たないで」という欠如した状態を示しています。

前置詞「within」:位置や場所の表現

「within」は、ある物や場所の内部を示します。
物理的な位置関係や範囲内を表す際に使われます。

The documents are stored within the drawer.
---書類は引き出しの中に保管されています。
♠「within」は「引き出しの中に」という物理的な内部を表しています。

参考

「The documents are stored within the drawer.」と「The documents are stored in the drawer.」の違いは、ニュアンスや強調の度合いにありますが、どちらも「引き出しの中に書類が保管されている」という意味です。違いを詳しく見てみましょう。
1. The documents are stored within the drawer.
--- 書類は引き出しの中に保管されています。

♠「within」は内部全体を強調し、書類が「引き出しの中の範囲内」に収められていることを示します。「within」は、物理的な境界内に収まっているというニュアンスが強いため、空間や範囲全体の内部にあることを意識させます。より形式的で強調された表現です。

2. The documents are stored in the drawer.
--- 書類は引き出しの中に保管されています。

♠「in」は、より一般的で日常的な表現です。単に「引き出しの中に」書類があることを意味し、具体的な位置を強調せずに、引き出しの内部という基本的な事実を伝えるフラットな表現です。

ニュアンスの違い

「within」: 境界や範囲の内部全体を強調しており、少しフォーマルで抽象的なニュアンスを持ちます。空間の広がりや制限を意識する場合に使われることが多いです。
「in」: より具体的かつ日常的な表現で、単に「中にある」という事実を示しています。フォーマルさや範囲の強調はあまりありません。

「within」は、法律や契約文書、技術的な文章など、より正式な文脈で見かけることが多いです。日常会話では「in」が自然で、使いやすい選択です。

 

He stayed within the city limits.
---彼は市の境界内に留まりました。
♠「within」は「市の境界内に」という範囲を示し、制限を表しています。

The solution lies within the pages of this book.
---解決策はこの本のページの中にあります。
♠「within」は「本の中に」という物理的な範囲を示しています。

前置詞「without」:位置や場所の表現

「without」は、物や場所の外側にあることを示します。何かの外に位置していることを強調します。

They stood without the house.
---彼らは家の外に立っていました。
♠「without」は「家の外に」という物理的な位置を示しています。

The cat wandered without the garden.
---猫は庭の外を歩き回っていました。
♠「without」は「庭の外側」という範囲を示しています。

He built a shed without the city walls.
---彼は市の城壁の外に小屋を建てました。
♠「without」は「城壁の外に」という具体的な位置を示しています。

「within」と「without」の用法にちょっと一言

「within」と「without」は、日常的な使い方以外にも、比喩的な表現や古風な表現としても使われることがあります。

比喩的な使い方

within: 精神的な範囲や感情の内部を示す場合によく使われます。
例: He found peace within himself.
---彼は自分自身の内側に平穏を見つけました。
♠「within」は、精神的な内面を示し、物理的な内部だけでなく、抽象的な意味で使われます。

without: 物理的な欠如や不足だけでなく、特定の価値観や物を持たないことを示します。
例: He faced the world without fear.
---彼は恐れることなく世界に立ち向かいました。
♠「without」は、「恐怖がない状態」を示し、比喩的に使われています。

これらの表現を理解することで、より深いニュアンスを持った英語表現を習得することができます。

前置詞/副詞「within/without」を更に深堀

「within」は比較的分かりやすい前置詞で、意味の範囲も限定されています。
特に「within」の説明で よく言われるのがinとの違いになります。

「within」の基本感覚は、「~の範囲内」

前置詞/副詞within

You should make a decision within three days.
---3日以内に結論を出しなさい。
You should make a decision in three days.
---3日後に結論を出しなさい。
He will be back within a week.
---1週間以内に帰ります。
He will be back in a week.
---1週間後に帰ります。
♠「in」はその日が終わった時点であるのに対して、「within」はその日の範囲以内であれば何処でもOKです。
日本人は「in」を「~以内」と覚えている人が多いので気をつけましょう。

My house is within a few minutes of the school.
---私の家は学校から数分のとこにあります。
Is it within walking distance?
---それは歩ける距離にありますか?
You should pray within yourself.
---心の中で祈りなさい。
♠「within oneself」で「心の中」

「within」には「~の内に, ~の中に」と場所の内側を意味する用法がありますが、現在は「 inside」 が一般的です。

within and without
---内にも外にも
♠「The American Dream from Within and Without.」
アメリカンドリームを「内側から」と「外側から」の両方の視点で捉えることを示しています。
このフレーズは、アメリカンドリームがどのように経験され、理解されるかについて、2つの異なる視点を強調しています。

ビートルズの曲にwithin you without youというのが「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band)」に収録されています。
ジョージ・ハリスン(George Harrison)の作曲/作詞で、ちょうど彼がインド音楽に啓蒙していた時代で人間の精神的な何かを表そうとしている気 がします。

訳も『あなたのいないあなたの中で』『あなたを除くあなたたちの中で』とどちらとも取れます。
within/without を同時に使用する場合には英語の感覚では精神的な物事を表す様です。

「without」は「with」の反対の意味の単語になります。
withoutの基本感覚は、「~なしに」

前置詞/副詞without

I can't move this without your help.
---君の助けなしえはこれは動かせないよ。
I cannot live without you.
---君なしでは生きられない。
♠ 感情を込めて言うときは万が一間違えが無いように「can't」をネイティブも「cannot」と正確に言う習慣があります。

Our company couldn't succeeded without your effort.
---わが社は君の努力なしでは、成功しなかったよ。(君の努力があったから成功した。)
仮定法過去の使い方です。
「not A without B」 Bなしでは、Aは出来ない。この使い方は多く利用されます。

They had gone three days without food.
---彼らは3日間食事なしで生活をしていた。
He made a lot of money without difficulty.
---彼は簡単に大金を稼いだ。
I can't see anything without my glasses.
It's hard to see things without glasses.
---眼鏡なしでは何も見えません。

There is no crime without motive.
---動機のない犯罪は無い。
♠ 最近は衝動買いと同じ感覚で、罪を犯す人もいますので何とも言えません。

She felt without saying goodbye. (a single word spoken).
---彼女はさよならも(一言も)言わずに去った。
♠ この光景良くあるパターンです。

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