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使役構文get

使役動詞get

使役動詞Getの使い方と意味

使役動詞Getとは

使役動詞「get」は、他の人に何かをさせる、または何かを実現させる意味を持つ表現です。

使役動詞には「make」「have」「let」などもありますが、「get」はこれらとは少し異なり、依頼や指示ではなく、主に「人に頼んで何かをしてもらう」「説得して何かをさせる」という意味で使われます。

Get の基本イメージは、「ないものに働きかけて何かを得る。」です。
I got a lot of money.「大金を手に入れた。」 では何かの働きでたくさんのお金がこちらに動き、手にすることができた感覚です。

使役動詞Getの構造

使役動詞「get」の基本構造は以下の通りです

S + get + O + to + V(原形不定詞)

この構造では、「S」が主語で、「O」が行動を実行する対象、「to + V」がその対象が行う動作を表します。
たとえば「I got him to help me」という文では、「私が彼に助けてもらった」という意味になります。

このように、get にはある動きを常に感じる事が出来ます。
Get が作る使役動詞では、文型が make と違い get+目的語+to+動詞の原型となります。
※同様に to 不定詞を文型に使う動詞に、ask, tell があります。
I got him to go there.
---彼にそこに行ってもらった。
I asked him to go there.
---彼にそこに行くようにたのんだ。
I told him to go there.
---彼にそこに行くように言った。
♠これらの動詞における to 不定詞の働きは、彼に/してもらった、たのんだ、いった/に対するその目的の説明を to 以下でしています。

使役動詞Getの使用例と詳しい解説

I got him to clean his room.
--- 私は彼に自分の部屋を掃除させました。
♠「I got him to clean(私は彼に掃除させた)」の部分が使役動詞の使い方です。
この文では、主語が誰かに特定の行動をとらせたことを意味しています。
「to clean his room」はその具体的な行動を指しています。

She got her brother to fix her bike.
--- 彼女は兄に自転車を修理してもらいました。
♠「She got her brother to fix(彼女は兄に修理させた)」は、使役動詞「get」の典型的な使い方です。
「to fix her bike」で修理する行為が示されています。
依頼してやってもらうニュアンスがあります。

They got the teacher to explain the problem again.
--- 彼らは先生にもう一度問題を説明してもらいました。
♠「They got the teacher to explain(彼らは先生に説明させた)」は、先生がもう一度説明するよう説得したり、依頼したことを示しています。
「explain the problem again」はその具体的な行動を表します。

We got the waiter to bring us more water.
--- 私たちはウェイターにもっと水を持ってきてもらいました。
♠「We got the waiter to bring(私たちはウェイターに持ってこさせた)」は、使役動詞「get」を用いて、誰かに特定の行動を頼んだことを示しています。
依頼やお願いのニュアンスが含まれています。

He got his friends to help him move.
--- 彼は友達に引っ越しを手伝ってもらいました。
♠「He got his friends to help(彼は友達に手伝わせた)」は、友達に引っ越しを手伝ってもらうように頼んだことを表しています。
お願いや協力を促す場面で使います。

I finally got my computer to work.
--- 私はついにコンピューターを動かせるようにしました。
♠この文では、「I got my computer to work」が使役構文です。
ここでは、人ではなく物(コンピューター)に対して結果をもたらすために使われています。
依頼の代わりに、努力して問題を解決したことを表します。

I got my baby to sleep.
---子供を寝かせた。
♠おかあさんの子供が寝る状態になるまでの動きが感じられますね。

I got my son to help her.
---息子に彼女の手伝いをさせた。
♠この文を make を使って I made my son help her. としたらどのように違うでしょう。
Make の場合には強い意志が感じられますので、「息子に本人の意思は関係なく強引に手伝いをさせた。」そんな感じになります。

一方、Get では悪いけど彼女の手伝いをしてくれないか。と息子にたのんで手伝いをしてもらっている感覚です。
ずいぶん違いますよね。

このような会話で Make を使うとしたら、息子が悪い事をしてその罰に手伝わせているか。
鬼親かのどちらかです。

Get ではこのように相手にお願いして、相手を動かす感覚があります。

She got her boss to say yes.
---彼女はボスにイエスを言わせた。
♠この場合も Make を使ったらボスに無理やり言わせたことになり、とんでもない女子社員になってしまいます。
Get ですと彼女がボスを一生懸命説得して、理解を得た感覚が出ています。

使役動詞Getの特徴

使役動詞「get」は、他の使役動詞(例えば「make」や「have」)と比較すると、やや「依頼的」「説得的」なニュアンスを持つのが特徴です。

単に命令して行動させるのではなく、相手に何かをさせるために働きかけたり、結果を得るための努力が含まれることがあります。

また、「get」は物事を進展させるというニュアンスもあり、人だけでなく物や状況に対しても使われます。

使役動詞Getのポイント

「get」は、他の人に何かをさせるために「説得」や「依頼」を含む場合に適しています。

基本構造は「S + get + O + to + V(原形不定詞)」で、O(目的語)に特定の行動をとらせる表現です。

物や状況にも使われ、問題を解決して物事を進展させる意味でも使用されることがあります。

「make」「have」と異なり、行動を促すためにやや柔らかなトーンを持つ場合が多いです。

このように、使役動詞「get」は非常に多用途で、他の人に何かをしてもらう状況でよく使われます。

-中学生の英文法, 使役構文
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