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使役構文have

使役動詞have

使役動詞Haveの使い方と意味

使役動詞Haveとは

使役動詞「Have」は、誰かに何かをさせる、または何かが起こるようにするという意味を持つ動詞です。
使役動詞の中でも、比較的フォーマルで自然な表現として広く使われます。

使役動詞「Have」は、依頼、指示、強制、許可、結果などを表すために用いられ、構造は少し特殊です。

使役動詞「Have」を使用するとき、基本的に「誰に何をさせるか」「何が起こるようにするか」を明示しますが、行為そのものは直接的に指示されるわけではありません。

使役動詞Haveの構造

使役動詞「Have」の構造は次のようになります:

肯定文: 主語 + have + 目的語 + 動詞の原形/過去分詞形
疑問文: Do/Does/Did + 主語 + have + 目的語 + 動詞の原形/過去分詞形
否定文: 主語 + do/does/did + not + have + 目的語 + 動詞の原形/過去分詞形

使役動詞「Have」を使う際には、動詞の原形を用いることが一般的ですが、文脈によっては過去分詞形も使われます。
過去分詞形を使う場合は、特に「何かがされる」状態を示すことが多く、受動的な意味合いを持ちます。

Have の基本イメージは「何かを自分の手中に保持している。」です。
I have a pen.
---私はぺんを持っている。
♠実際にぺんが自分の手中にありますね。
I had a good time.
---いい時間を過ごした。
♠いい時間という空間を自分の手中に持っていたわけです。

このように Have にはすでに何かが自分のテリトリーの中にある状態を言っていますので、meke, get のように何かのこちらから動きを起こして何かに変化を与えるような動きは感じられません。
そんな感覚からHave の作る使役では、すでに自分の手中にある普段あたりまえの事をするときに使用します。

I had my hair cut yesterday.
---昨日、髪を切った。
♠髪を切ることは普段日常で当たり前にすることで、何も努力の必要はありません。
I had my car repaired.
---車の修理をした。
♠これも説明の必要はありませんね。車の修理はたのめば当たり前にやってくれますからね。
I had my secretary mail a book to him.
---秘書に、彼に本を送らせた。
♠通常このような作業は雇っている秘書の仕事ですから、当たり前のこととしての作業です。
このように日常何気なく繰り返す事に Have は使用します。

使役動詞Haveの使用例と詳しい解説

I had my assistant send the email.
--- 私はアシスタントにそのメールを送らせた。
♠ この文では、「I had my assistant send the email」は、「私がアシスタントにメールを送るようにさせた」という意味です。
使役動詞「had」を使って、自分が直接行動しないで他の人に行動させたことを示しています。

She will have the car fixed by tomorrow.
--- 彼女は明日までに車を修理してもらう予定だ。
♠ 「She will have the car fixed」は、彼女が他の人に車を修理してもらうことを意味しています。
この場合、彼女自身が修理するのではなく、誰かがその作業を行うことが期待されています。

They had the house painted last week.
--- 彼らは先週、家を塗り直してもらった。
♠ この文では、「They had the house painted」は、彼らが専門家に家を塗らせたことを示します。
「painted」は過去分詞形で使われ、受動的な結果を表しています。

I'll have him call you back later.
--- 彼に後で折り返し電話させます。
♠ 「I'll have him call you back」は、話し手が「彼」に対して後で電話をかけ直すように依頼することを意味しています。
この場合、話し手が直接行動するのではなく、他の人にその行動を依頼しています。

We had the documents delivered to the office.
--- 私たちは書類をオフィスに配達させた。
♠ 「We had the documents delivered」は、書類を誰かに配達してもらったことを示します。
「delivered」は過去分詞形で、受け身の形になっており、誰かがその仕事を行ったことを意味しています。

He always has his kids do their homework before dinner.
--- 彼はいつも子供たちに夕食前に宿題をさせる。
♠ 「He always has his kids do their homework」は、彼がいつも子供たちに宿題をやらせることを意味します。
この文では「do」が動詞の原形で使われており、行為が能動的に実行されることを示しています。

疑問文の例文

Did you have him fix the computer?
--- あなたは彼にコンピュータを修理させましたか?
♠ この文は、過去に誰かにコンピュータの修理を依頼したかどうかを尋ねています。
使役動詞「have」を使い、「fix」は原形で使われています。

Does she have the house cleaned every week?
--- 彼女は毎週、家を掃除してもらっていますか?
♠ この文は、現在の習慣や状況について尋ねています。
使役動詞「have」に続く「cleaned」は過去分詞形で、誰かが掃除をしていることを表します。

否定文の例文

I didn’t have them prepare the report.
--- 私は彼らにその報告書を準備させなかった。
♠ この文は、過去に何かを依頼しなかったことを示しています。
「「didn't have」で否定形になっており、「prepare」は原形です。

She doesn't have her car washed every month.
--- 彼女は毎月、車を洗ってもらっていない。
♠ この文は、彼女が定期的に車を洗ってもらっていないことを示しています。
「doesn't have」で否定されており、「washed」は過去分詞形で受動的な意味を持っています。。

使役動詞Haveの特徴

他者に行動させる: 「have」は、他者に行動させることを示す使役動詞で、依頼や指示をする際に使います。自分自身が行動をするのではなく、誰かに何かをしてもらうときに使用します。

原形と過去分詞の使い分け: 動詞の原形を使うと、誰かにその行動を行わせることを示し、過去分詞形を使うと、何かがされること、つまり受動的な状態を表します。

フォーマルなニュアンス: 使役動詞「have」は、カジュアルな会話だけでなく、フォーマルな場面でも自然に使うことができるため、ビジネスの場面でも多く用いられます。

使役動詞Haveのポイント

文脈に応じた使い方: 原形か過去分詞かの選択は、行動を指示するのか、結果を求めるのかで決まります。文脈を理解して適切に使い分けることが重要です。

他の使役動詞との違い: 「make」や「let」などの使役動詞とは異なり、「have」は特定の行動を依頼したり、任せたりする際に多く使われます。

受け身的なニュアンスを持つ場合がある: 過去分詞形を使うと、受動的な結果を意味し、誰かに何かをしてもらったという間接的な意味合いが強くなります

Have, Get, Make の比較

I have the money.
I get the money.
I make the money.
---Have では単にお金を持っている。という自分の状態を表しています。
---Get ではなんらかの方法でお金を手にいれる。
---Make ではゼロからお金を稼いで作り出す感覚が出てきます。

I have a reservation.
I’ve got a reservation.
I made a reservation.
---Have では単に予約してある状態です。といっています。
---Get では何とかして人にたのんででも予約を確保した。
---Make では最初から自分で予約して予約を取った感覚です。

I had him do that job.
I got him to do that job.
I made him do that job.
---Have では彼は会社の部下かなんかで当たり前のこととして仕事を依頼しています。
---Get ではお願いして彼に仕事を了解してもらった感じです。
---Make では彼の意思は考慮せず、一方的に仕事をさせています。

どうです?何となくこの3点の違いを理解できたのではないでしょうか。(^^♪

-中学生の英文法, 使役構文
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