プロモションを含みます

第二文型(S✛V✛C)

第二文型(S+V+C)

第二文型(S + V + C)

第二文型(SVC構文)は、主語(S)と動詞(V)に続いて、補語(C)がくる文型です。この補語は、主語の状態や性質を説明する役割を持ちます。
第二文型では、主語と補語が同じ人物や物事を指すため、補語は主語を補足する形容詞や名詞が用いられます。

第二文型の構造

S(主語) + V(動詞) + C(補語)

主語と動詞では文が不完全で、その主語を説明するための補語(主格補語といいます)を必要とし、そのような理由から第二文型での動詞を不完全自動詞と言います。
通常、主語(S)=補語(C)という関係にあります。

補語には以下の2種類があります
1.名詞補語:主語と同一の人物や物であることを表します。
2.形容詞補語:主語の性質や状態を表します。

参考

(私は=田中です--彼は=素敵です)など
日本語的には(~は~です)※あくまでも理解を助ける基本イメージです。
多くの辞書には〔Ⅱ〕と表記されています。

主な第二文型で使われる動詞

第二文型においては、主語の状態や存在を表す動詞が使われます。代表的な動詞には次のようなものがあります。

1.be動詞:is, are, was, were (~です~でした)

2.感覚動詞:smell(~のにおいがする)taste(~の味がする)appear(~のように見える)feel(~と感じる)look(~に見える)seem(~のように思われる)sound(~のように聞こえる)

3.状態動詞:become(~になる)come(~になる、結果として~になる)fall(~に陥る、~になる)get(~になる)grow(~になる、成長して~になる)keep(~のままである、維持する)lie(~の状態にある)prove(~であるとわかる、~になる) remain(~のままである)turn(~になる)

参考

感覚動詞は、主語の感覚や外見、印象などを補語で説明します。
状態動詞は、主語の変化や状態を表すもので、補語がその結果を表します。

He is Tom.
---彼はトムです。
この文では「He(彼)」が主語で、「is(〜である)」が動詞です。
「Tom」が名詞補語となり、主語「He」の名前を表しています。

参考

ちなみに自己紹介などで、日本人はついMy mane is ~.と言いますが、相手から名前を聞かれているのでなければ、Nice to meet you. I am ~.を使いましょう。その方が自然です。

Your voice sounds funny.
---声が何かおかしいね。
「Your voice(あなたの声)」が主語で、「sounds(聞こえる)」が動詞です。
「funny(おかしい)」は形容詞補語として、声の状態を説明しています。

第二文型の使用例と解説

He is a teacher.
---彼は先生です。
S(He) + V(is) + C(a teacher)
この文では「He(彼)」が主語で、「is(〜である)」が動詞です。
「a teacher(教師)」が補語となり、主語「He」の職業を表しています。

The sky looks blue.
---空は青いです。
S(The sky) + V(looks) + C(blue)
「The sky(空)」が主語で、「looks(見える)」が動詞です。
「blue(青い)」は形容詞補語として、空の状態を説明しています。

She became a doctor.
---彼女は医者になりました。
S(She) + V(became) + C(a doctor)
この文では「She(彼女)」が主語、「became(なった)」が動詞です。
「a doctor(医者)」は名詞補語として、彼女が医者になったことを表しています。

This soup smells good.
---このスープはいい匂いです。
S(This soup) + V(smells) + C(delicious)
「This soup(このスープ)」が主語で、「smells(香りがする)」が動詞です。
「good(良い)」は形容詞補語で、スープの香りがどのようなものかを説明しています。

He seems tired.
---彼は疲れているようだ。
S(He) + V(seems) + C(tired)
この文では「He(彼)」が主語、「seems(〜のように見える)」が動詞す。
「tired(疲れている)」が形容詞補語として、彼の状態を表しています。

第二文型の特徴

主語と補語の関係が等しい(主語(S)=補語(C))ため、補語は主語の本質的な特徴や状態を説明します。

1.be動詞を使った場合、補語は主語の存在や身分を表す役割を担います。(例:He is a teacher.)
2.感覚動詞を使った場合、補語は主語の外観や印象などを表します。(例:This flower looks beautiful.)
3.状態動詞を使った場合、補語は主語の感覚的な状態や変化を表します。(例:He became angry.)

参考

★上記の例文「He became angry」は、動詞の過去形を使用して、「彼は怒った。」という意味になります。
彼がある時点で怒り始めたという過去の出来事や変化を表します。「怒りの状態に変わった」ということを示しています。

「彼は今怒っている」と言いたい場合には、現在形の「become」は使えません。

He becomes angry. → 彼は怒りやすい(一般的・習慣的な性質を示す)。
He is angry. → 彼は今怒っている(現在の感情や状態を示す)。

★この構文では実態は一つのものを並べて説明しているわけです。

第二文型でも英文はいくらでも長くなります。
「The friend we met last night」 is 「a wonderful man who graduated from Tokyo University and became a politician this year.」
「私たちが昨晩会った友達」は「東大を卒業して今年政治家に成った素敵な男性」です。

英語の長文試験などでは、しっかりと文型を見極めませんと文章の意味がつかめません。(^^♪

第二文型のポイント

使用する動詞
第二文型に使われる動詞は「主語の状態や感覚」を表すものであり、主語と補語の間に動作を示すことはありません。

補語の種類
補語は名詞または形容詞のどちらかで、主語を説明する役割を持ちます。

このように、第二文型は主語と補語の間に「存在」、「感覚」や「状態」を表す文型です。

-中学生の英文法, 基本五文型
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