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第四文型(S✛V✛O✛O)

第四文型(S+V+O+O)

英語の第四文型(S+V+O+O)

第四文型は、主語(S)+動詞(V)+目的語1(O1)+目的語2(O2)の構造を持つ文型です。
この文型では、動詞の後に 2つの目的語 が続きます。
通常、最初の目的語(O1)は人 を、次の目的語(O2)は物や事 を指します。第四文型を使うことで、「誰に何を与える」という意味が明確になります。

第四文型の構造

主語(S)+動詞(V)+目的語1(O1)+目的語2(O2)

この文型の動詞は二つの目的語をとります。
日本語的には(~は~に~を---)※あくまでも理解を助ける基本イメージです。

最初の目的語(O)は~ににあたる部分で主に「人」が来ます。
この部分を「間接目的語(Indirect object)」とも言います。

二番目の目的語(O)は~をにあたる部分で主に「物」が来ます。
この部分を「直接目的語(Direct object)」とも言います。

誰かに何かを受け渡す感じがこの文型の特徴です。
多くの辞書には〔Ⅳ〕と表記されています。

主な第四文型で使われる動詞

第四文型でよく使われる動詞は、誰かに何かを「与える」や「伝える」など、2つの目的語を必要とする動詞です。
以下の動詞が代表的です。

give(与える)send(送る)teach(教える)tell(伝える)show(見せる)lend(貸す)offer(提供する)buy(買う)pay(払う)bring(持ってくる)

第四文型の使用例と解説

Give(与える)
I gave him a book.
--- 私は彼に本を与えました。
「I(私)」が主語で、「gave(与えた)」が動詞です。「him(彼)」が目的語1(O1)で、「a book(本)」が目的語2(O2)です。「彼に本を与える」という意味です。

Send(送る)
She sent me a letter.
--- 彼女は私に手紙を送りました。
「She(彼女)」が主語で、「sent(送った)」が動詞です。「me(私)」が目的語1(O1)で、「a letter(手紙)」が目的語2(O2)です。「私に手紙を送る」という意味です。

Teach(教える)
He taught us English.
--- 彼は私たちに英語を教えました。
「He(彼)」が主語で、「taught(教えた)」が動詞です。「us(私たち)」が目的語1(O1)で、「English(英語)」が目的語2(O2)です。「私たちに英語を教える」という意味です。

Tell(伝える)
They told her the truth.
--- 彼らは彼女に真実を伝えました。
「They(彼ら)」が主語で、「told(伝えた)」が動詞です。「her(彼女)」が目的語1(O1)で、「the truth(真実)」が目的語2(O2)です。「彼女に真実を伝える」という意味です。

Show(見せる)
We showed them the house.
--- 私たちは彼らに家を見せました。
「We(私たち)」が主語で、「showed(見せた)」が動詞です。「them(彼ら)」が目的語1(O1)で、「the house(家)」が目的語2(O2)です。「彼らに家を見せる」という意味です。

Make(作る)
My mom made me a birthday cake.
---ママは私に誕生日ケーキを作ってくれた。
私はいつも買ってきてくれて、作ってもらった経験がありません。トホホ
と言うのは冗談でいつもありがたいと思っています。

参考

She gave me a present.
---彼女は私にプレゼントをくれた。

学校のテストでこの文を書き換え問題にします。

答えは、She gave a present to me.「S+V+Oに変わる」です。
しかし、二つの文は意味が違ってきます。

最初の文は彼女が私にプレゼントをくれた事実を単に述べているだけなのに対して、後の文は彼女が私に!この私にプレゼントをくれたんです。
と、私に力点が置かれているのです。

ですので全然意味が違うのにも関わらず書き換えで、同じ文であると学校では教えてくれます。
文法的には一見同じ文ですが、使用する時に意味が違ってくる事も教えてほしいですね。

第四構文の特徴

2つの目的語を取る
第四文型では、動詞の後に「人」と「物や事」という2つの目的語が続きます。
これにより、動詞が「誰に何を与える」「誰に何を教える」といった具体的な動作を表現することができます。
この文型は、特に「動作の受け手」と「動作の対象」を同時に明示したいときに使われます。

文脈が直接的に伝わる
この文型は、「誰が、誰に、何をしたか」という情報が一文で直接的に表現されるため、文章の意味がシンプルで明確になります。
例えば「I gave him a book.(私は彼に本を与えました)」では、「私」「彼」「本」という情報が一度に伝わり、具体的で理解しやすいです。

目的語の順序が固定されている
第四文型では、通常、最初に「人」(動作の受け手)を表す目的語1(O1)、次に「物や事」(動作の対象)を表す目的語2(O2)の順序で続きます。
この順序が逆になると意味が混乱するため、厳格な順序が保たれます。

第四文型のポイント

目的語が2つ必要
第四文型の特徴は、動詞が必ず2つの目的語を必要とする点です。
この2つの目的語がないと、文の意味が不完全になるため、特定の動詞しか第四文型では使われません。
動詞の例としては、give(与える) や tell(伝える) など、受け手と対象が必須となる動詞が該当します。

語順が重要
第四文型では、目的語の語順が「誰に(O1)」が先で「何を(O2)」が後に来るという厳格なルールがあります。
これは、英語の文の流れが「動作の受け手」→「動作の対象」という自然な順序であるためです。
この順序を誤ると、文が不自然になったり、意味が誤解されたりする可能性があります。

文の意味を具体化する効果
第四文型は、動作が誰に行われたのか、そして何が行われたのかを明確に伝える構造です。
この文型を使うと、動作の受け手(目的語1)と動作の対象(目的語2)が一緒に示されるため、情報が一度に相手に伝わりやすく、文の理解がスムーズになります。
たとえば、「He showed me the way.(彼は私に道を教えた)」では、誰が、誰に、何をしたかが一目で分かります。

ちょっと一言

目的語が代名詞の時、She gave it to me.とは言いますが、She gave me it.とは言いませんので注意しましょう。
~を着ると言う表現にput on~がよく知られていますが、この場合も目的が代名詞の場合Put it on とは言いますが、Put on it とは言いません

英語の5文型はあなたが覚えやすい代表的な1文でしっかりと覚えてしまいましょう。
多くの例文を出して詳細に例外なども含めて説明しているサイトや本では、複雑になって肝心の基本が分からなくなってしまいますのでシンプルがおすすめです。(^^♪

-中学生の英文法, 基本五文型
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