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基本動詞/say

say

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takegive / make / have / be / go / come / put / run / do / get / see / find / feel / know / say

基本的なイメージと使い方

「say」の基本的なイメージは「言葉を発する」「言う」という感覚です。誰かが話し手として何かを口に出す行為を指します。
「say」は、発話の行為自体に焦点を当てており、誰に向かって話すかは必ずしも重要ではありません。

例文:
He said, "I'll be there soon."
---彼は「すぐに行く」と言いました。
♠ 何かを「言った」という行為が強調されています。

例文:
What did you say?
---何と言いましたか?
♠ 言葉に注目し、発言の内容を尋ねるイメージ。

使い方の種類とイメージとの関係

「say」はさまざまな文脈で使われますが、いずれも「言葉を発する」という基本的なイメージが根底にあります。
以下にその具体的な例を示します。

(a) 単純に言う
例文:
She said she was tired.
---彼女は疲れていると言いました。
♠ 彼女が言った内容に焦点がある。

(b) 引用して言う
例文:
He said, "I'm going home."
---彼は「家に帰る」と言いました。
♠ 直接的な発話を引用する場面での使用。

(c) 意見を述べる
例文:
What do you say about this idea?
---このアイデアについてどう思いますか?
♠ 意見や考えを口にする行為。

(d) 命令する、指示する
例文:
The teacher said to open the book.
---先生は本を開くように言いました。
♠ 指示を言葉にして伝える行為。

(e) 言葉で表す
例文:
Words can't say how grateful I am.
---言葉ではどれだけ感謝しているか表せません。
♠ 言葉で何かを表現する難しさを強調。

句動詞やイディオムでの使用

「say」を使った句動詞やイディオムも存在し、基本的な「言葉を発する」というイメージが拡張されています。

say something out loud: 声に出して言う
例文:
Please say it out loud so everyone can hear.
---みんなに聞こえるように声に出して言ってください。
♠ 発話をはっきりと声に出す行為。

say no more: それ以上言わないで
例文:
You don't need to explain further. Say no more.
---これ以上説明しなくていいです、それ以上言わないで。
♠ 十分に理解したので、これ以上言わなくてもいいという意味。

that is to say: 言い換えると
例文:
He is frugal. That is to say, he doesn’t like to spend money.
---彼は倹約家です。つまり、彼はお金を使うのが好きではありません。
♠ 言い換えや補足のための表現。

needless to say: 言うまでもなく
例文:
Needless to say, he was distraught.
---言うまでもなく、彼は非常に怒っていました。
♠ 当然のこととして言うまでもないこと。

say the word: 言うだけでいい
例文:
Just say the word, and I’ll help you.
---言ってくれるだけで手伝いますよ。
♠ 助けが必要なら言うだけでいい、という意味。

活用形と時制

「say」は不規則動詞で、時制によって形が変わります。それぞれの時制で、発話が行われた時点に基づいて使い分けます。

現在形: say / says(3人称単数)
例文:
He says he’ll be late.
---彼は遅れると言っています。
♠ 現在の発話や報告を表す。

過去形: said
例文:
She said she was busy.
---彼女は忙しいと言いました。
♠ 過去の時点での発話を示す。

現在完了形: have/has said
例文:
I have said it many times.
---私は何度もそれを言いました。
♠ 過去に何度も言ってきたことが現在にも影響を与えている。

未来形: will say
例文:
I will say what I think tomorrow.
---私は明日、自分の考えを言います。
♠ 未来に言葉を発する行為を表す。

関連するコロケーション(連語)

「say」と一緒に使われるコロケーションは、発言や言葉に関連したものが多いです。

say a few words: 少し話す
例文:
Would you like to say a few words?
---少し話していただけますか?
♠ 簡単な発言を求める場面で使われる。

say something nice: 良いことを言う
例文:
She always knows how to say something nice.
---彼女はいつも良いことを言うのが上手です。
♠ 相手に好意的な言葉をかける場面で使う。

say goodbye: さよならを言う
例文:
We said goodbye at the station.
---私たちは駅でさよならを言いました。
♠ 別れの場面を表す。

say no: 拒否する
例文:
I had to say no to his request.
---彼の頼みを断らなければなりませんでした。
♠ 依頼や提案に対して拒否を表明する。

say hello: 挨拶をする
例文:
Say hello to your parents for me.
---ご両親によろしくお伝えください。
♠ 挨拶の言葉を伝える行為。

ニュアンスの違いと同義語との比較

「say」と似た意味を持つ「tell」や「speak」との違いを見てみましょう。

tell: 相手に何かを伝える
例文:
She told me the story.
---彼女はその話を私に伝えました。
♠ 「tell」は誰かに情報や指示を伝える行為に重点がある。

speak: 言語を使って話す
例文:
He speaks English fluently.
---彼は流暢に英語を話します。
♠ 言語の使用や口頭でのコミュニケーションを指す。

say: 何かを言う
例文:
She said, "I’m happy."
---彼女は「嬉しい」と言いました。
♠ 何かを発話するという行為そのものを強調。

フォーマル・インフォーマルな場面での使い方

「say」はフォーマル・インフォーマルな両方の場面で使用できますが、フォーマルな場面では「state」や「mention」が使われることもあります。

インフォーマルな場面
例文:
What did you say?
---何て言ったの?
♠ カジュアルな会話での使用。

フォーマルな場面
例文:
The report states that the company’s profits have increased.
---報告書は会社の利益が増加したと述べています。
♠ 報告書や公式な声明で使われる「state」。

否定形や疑問文での使い方

「say」の否定形や疑問文は、発言の有無や内容を確認するために使われます。

否定形
例文:
She didn’t say anything.
---彼女は何も言いませんでした。
♠ 何も発言がなかったことを示

す。

疑問文
例文:
Did he say that?
---彼はそれを言いましたか?
♠ 発言の内容を確認する。

文化的背景や慣用表現

「say」に関連する慣用表現には、日常的な会話でよく使われるものが多くあります。

say cheese: 写真を撮る時に笑顔を促す言葉
例文:
Say cheese!
---チーズと言って!
♠ 写真撮影時に笑顔を作るために使われる。

you can say that again: 全くその通り
例文:
"You’re right. That was a great movie." "You can say that again!"
---「あの映画、本当に良かったね。」「まったくだよ!」
♠ 完全に同意する時に使う表現。

easy for you to say: 言うのは簡単だ
例文:
It’s easy for you to say that, but it’s not that simple.
---あなたにとっては簡単なことかもしれないけど、それほど単純ではないよ。
♠ 言葉で言うのは簡単だが、実際は違うという意味。

動詞の品詞転換や派生語の紹介

「say」から派生した名詞や形容詞などを見てみましょう。

名詞: saying(ことわざ、格言)
例文:
There’s a saying that goes, "Actions speak louder than words."
---「行動は言葉よりも雄弁だ」ということわざがあります。
♠ 言葉や格言としての意味を持つ。

形容詞: unsaid(言われていない)
例文:
Some things are better left unsaid.
---言わない方が良いこともある。
♠ 発言されていない状態を表す。

実践的なフレーズや頻出パターンの紹介

「say」を使った実践的なフレーズや頻出表現を紹介します。

that is to say: 言い換えると
例文:
He’s frugal. That is to say, he saves a lot of money.
---彼は倹約家です。つまり、彼は多くの金を貯めています。
♠ 言い換えや説明をする際に使う。

let’s just say: とりあえずこう言っておこう
例文:
Let’s just say it wasn’t a great idea.
---とりあえず、それはあまり良いアイデアではなかったと言っておきましょう。
♠ 詳細を避けながら簡単に状況を述べる時に使う。

say something: 何かを言う
例文:
You should say something if you disagree.
---もし反対なら何か言った方がいいよ。
♠ 自分の意見を表明する場面。

発音やアクセントの注意点

「say」の発音は [seɪ] です。母音「a」は「エイ」のように発音され、明確に発音することが大切です。

例文:
What did you say?
---何て言いましたか?
♠ 「say」を[seɪ]と発音し、母音にしっかりと注意を払います。

sayの用法にちょっと一言

「say」はシンプルで多用途な動詞ですが、いくつかのポイントを押さえると便利です。

「say」と「tell」の使い分け
「say」は何を言ったかに焦点を当て、「tell」は誰に伝えたかを強調します。
例えば、「He said he was tired.」は内容が重要ですが、「He told me he was tired.」は相手に対して伝えたことが強調されます。

「口語表現での短縮形」
カジュアルな会話では「say」が「so」と短縮されることがあります。
例えば、「Say what?」が「So what?」に近い使われ方をすることもあります。

「say」の使い方の柔軟性
「say」は時に疑問文で提案や確認を行う場面で使われます。
「What do you say to go out tonight?」のように、何かを提案する時に使うと会話が自然になります。

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