基本動詞/give
give=「与える」とすぐに日本の英語教育では覚えさせますが、giveのじっさいのイメージは「誰かが何かを誰かに与える」です。giveはこのイメージさえすぐに頭に浮かべばいくらでも応用していけます。
基本動詞・giveの用法
giveの一番よく目にする文型は、
She gave me a chocolate.
・彼女は私にチョコレートをくれた。
よく言う「Aが+Bに+Cを与える」文型です。
A-give-B-C
Aを主語、Bを間接目的語、Cを直接目的語といいます。
この文型では、
A-give-C-to B
と書き換えられる場合があります。
She gave a chocolate to me.
でもOKなのですが、実際の会話では若干意味が違います。
後者の場合には、a chocolate を強調したくて言っています。
英語は、日本語と違い最初に結論を言ってあとで状況を付け加える言語です。
日本語は最後まで聞かないと賛成なのか反対なのか分からない。言わば相手の対応を見ながら 自分の意見を変えてしまう事さえ出来る便利な言語です。
・私はいろいろと考えて見たのですが・・・
①やはりあなたの意見に賛成です。
②やはりあなたの意見に賛成できません。
相手の反応を見ながら最後に①か②に変更しても全く違和感がありません。
一方、英語では最初に
I agree with・・・
I don't agree with・・・
と自分の結論を言ってからその理由を述べる組み立て方をします。
ですので、最初に出てくる単語ほど英語では重要なわけです。
She gave a chocolate to me. では、a chocolate に力点が移動します。
日本の英語の書き換え問題で、この手の出題がよくありますが意味あ違うのですから実際には同じ意味として書き換えることは出来ません。
giveはA-give-C-to Bに全てが変えることが出来るわけではありません。
この文型に変える事ができるのは、実際に移動が可能なもの(実際の物や情報など)です。
抽象的なものや動作は、移動できませんからこの文型には変えることが出来ません。
I gave you this book.
○I gave this book to you.
She gave me a kiss.
×She gave a kiss to me.
He gave her a push.
×He gave a push to her.
He gave me a good information.
○He gave a good informetion to me.
またCの部分が、代名詞(it)などの場合には、必ず
A-give-C-to B
の形を取ります。
She gave it to me.
×She gave me it.
実際に発音してみると、She gave me it.は何かしっくり来ません。
またBが明らかな場合には、省略される事が多々あります。
He gave a good presentation.
・彼ののプレゼンは良かった。
この場合、聞いている人達がすでに明らかな場合に一々themやusを言わずに省略されます。
では、give upはなぜ諦めるのなるのでしょうか?
特殊が言い回しで、感覚としては上に向けて全てを投げてしまう。から何も無くなってしまい 結果諦めるになります。
投げる相手は漠然としたもので省略されています。