プロモションを含みます 基本動詞の使い方

基本動詞/give

give

各動詞へのショートカット
takegive / make / have / be / go / come / put / run / do / get / see / find / feel / know / say / think / keep

基本的なイメージと使い方

「give」の基本的なイメージは「何かを相手に手渡す」という感覚です。
この動作は物理的な物を渡すことから、抽象的な意味で感情や情報を与えることまで幅広く使われます。

give=「与える」とすぐに日本の英語教育では覚えさせますが、giveのじっさいのイメージは「誰かが何かを誰かに与える」です。
giveはこのイメージさえすぐに頭に浮かべばいくらでも応用していけます。

例文:
Please give me the book.
---その本を私に渡してください。
♠ 物理的に本を相手に手渡すというイメージ。

使い方の種類とイメージとの関係

「give」の基本イメージを応用したさまざまな使い方について説明します。

(a) 物理的に渡す
何か具体的な物を誰かに渡す行為を表します。

例文:
He gave her a gift for her birthday.
---彼は彼女の誕生日にプレゼントを渡した。
♠ プレゼントを物理的に相手に手渡すイメージ。

(b) アドバイスや情報を与える
抽象的なもの(情報やアドバイスなど)を他人に提供する場合にも「give」を使います。

例文:
She gave me some good advice.
---彼女は私に良いアドバイスをしてくれた。
♠ アドバイスという抽象的なものを手渡す感覚。

(c) 感情を表現する
感情を他人に向けて表現する場合にも使います。

例文:
He gave me a smile.
---彼は私に微笑みかけた。
♠ 笑顔を相手に与える、手渡すイメージ。

句動詞やイディオムでの使用

「give」を使った句動詞やイディオムのいくつかを紹介します。

give up: 諦める
→ 自分の持っているものを手放して相手に渡すようなイメージ。

例文:
She gave up trying to solve the puzzle.
---彼女はパズルを解こうとするのを諦めた。

give in: 屈服する
→ 自分の抵抗を相手に渡すことで折れるイメージ。

例文:
He finally gave in to the pressure.
---彼は最終的にプレッシャーに屈した。

活用形と時制

「give」は不規則動詞であり、時制により以下のように変化します。

現在形: give
過去形: gave
過去分詞形: given

例文(現在形):
I give my cat food every morning.
---毎朝猫に餌を与えます。
♠ 日常的な動作としての「与える」。

例文(過去形):
She gave me a ride yesterday.
---昨日彼女が車で送ってくれた。
♠ 過去の特定の出来事。

例文(過去分詞形):
The book was given to him by his teacher.
---その本は彼の先生から彼に渡された。
♠ 過去の動作の結果としての「与える」。

関連するコロケーション(連語)

「give」は多くのコロケーションで使われます。

give a hand: 手を貸す
→ 手を相手に差し出す、助けるというイメージ。

例文:
Can you give me a hand with this box?
---この箱を運ぶのを手伝ってくれる?

give a call: 電話する
→ 相手に電話という手段を与える。

例文:
I'll give you a call later.
---後で電話します。

ニュアンスの違いと同義語との比較

「give」と似た意味を持つ「offer」との違いを比較します。

例文(give):
He gave me his old laptop.
---彼は古いノートパソコンをくれた。
♠ 無条件に渡す行為。

例文(offer):
He offered me his old laptop.
---彼は古いノートパソコンを私に提供した。
♠ 相手が受け取るかどうか選択肢を与える行為。

フォーマル・インフォーマルな場面での使い方

インフォーマルな場面とフォーマルな場面での使い方の違いを見てみましょう。

インフォーマル:
Give me a second.
---ちょっと待って。

フォーマル:
Could you please give me a moment?
---少し時間をいただけますか?

否定形や疑問文での使い方

否定形と疑問文での「give」の使い方を説明します。

否定形:
I didn’t give him my phone number.
---彼に電話番号を教えなかった。
♠ 相手に情報を渡さないというイメージ。

疑問文:
Did you give her the message?
---彼女にメッセージを渡しましたか?
♠ 相手がメッセージを受け取ったかどうかを確認するイメージ。

文化的背景や慣用表現

「give」に関連する文化的背景や慣用表現を紹介します。

give it a shot: 試してみる
→ 何かに挑戦するために自分の力を与えるというニュアンス。

例文:
Why not give it a shot?
---試してみたらどう?

動詞の品詞転換や派生語の紹介

「give」から派生した名詞や形容詞を紹介します。

名詞: giver(与える人)
例文:
She is a generous giver.
---彼女は気前よく与える人です。

実践的なフレーズや頻出パターンの紹介

give a speech: スピーチをする
→ 相手に情報を手渡すイメージ。

例文:
He gave a speech at the conference.
---彼は会議でスピーチをしました。

発音やアクセントの注意点

「give」の発音に関する注意点です。
「g」の音はしっかりと発音し、「i」は短くはっきりと発音します。
発音記号:[ɡɪv]
♠ アクセントは単語全体に均等に置かれ、軽く発音することで自然な感じを保ちます。

giveの用法にちょっと一言

giveの一番よく目にする文型は、
She gave me a chocolate.
・彼女は私にチョコレートをくれた。
よく言う「Aが+Bに+Cを与える」文型です。
A-give-B-C
Aを主語、Bを間接目的語、Cを直接目的語といいます。

この文型では、
A-give-C-to B
と書き換えられる場合があります。
She gave a chocolate to me.
でもOKなのですが、実際の会話では若干意味が違います。
後者の場合には、a chocolate を強調したくて言っています。

英語は、日本語と違い最初に結論を言ってあとで状況を付け加える言語です。
日本語は最後まで聞かないと賛成なのか反対なのか分からない。言わば相手の対応を見ながら 自分の意見を変えてしまう事さえ出来る便利な言語です。
・私はいろいろと考えて見たのですが・・・
①やはりあなたの意見に賛成です。
②やはりあなたの意見に賛成できません。
相手の反応を見ながら最後に①か②に変更しても全く違和感がありません。
一方、英語では最初に
I agree with・・・
I don't agree (disagree) with・・・
と自分の結論を言ってからその理由を述べる組み立て方をします。
ですので、最初に出てくる単語ほど英語では重要なわけです。
She gave a chocolate to me. では、a chocolate に力点が移動します。

日本の英語の書き換え問題で、この手の出題がよくありますが意味あ違うのですから実際には同じ意味として書き換えることは出来ません。

giveはA-give-C-to Bに全てが変えることが出来るわけではありません。
この文型に変える事ができるのは、実際に移動が可能なもの(実際の物や情報など)です。
抽象的なものや動作は、移動できませんからこの文型には変えることが出来ません。

I gave you this book.
I gave this book to you.

She gave me a kiss. (She kissed me.)
She gave a kiss to me.

He gave her a push.
×He gave a push to her.

He gave me good information.
He gave good informetion to me.

またCの部分が、代名詞(it)などの場合には、必ず
A-give-C-to B
の形を取ります。

She gave it to me.
×She gave me it.

実際に発音してみると、She gave me it.は何かしっくり来ません。

またBが明らかな場合には、省略される事が多々あります。
He gave a good presentation.
・彼ののプレゼンは良かった。
この場合、聞いている人達がすでに明らかな場合に一々themやusを言わずに省略されます。

では、give upはなぜ諦めるのなるのでしょうか?
特殊が言い回しで、感覚としては上に向けて全てを投げてしまう。から何も無くなってしまい 結果諦めるになります。
投げる相手は漠然としたもので省略されています。

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