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基本動詞/know

know

各動詞へのショートカット
takegive / make / have / be / go / come / put / run / do / get / see / find / feel / know / say / think / keep

基本的なイメージと使い方

「know」の基本的なイメージは「知っている」「理解している」という感覚です。
この「知る」という感覚は、事実や情報、人、スキル、経験に基づいています。知識や情報を持っている状態を表す動詞です。

例文:
I know the answer.
---私はその答えを知っています。
♠ すでに答えに関する情報を「持っている」状態。

例文:
Do you know him?
---彼のことを知っていますか?
♠ 人についての知識や情報を持っているかどうかを確認する感覚。

使い方の種類とイメージとの関係

「know」はさまざまな状況で使われ、具体的な知識や情報から抽象的な知識までを表します。以下の文脈ごとに使い方とそのイメージを見てみましょう。

(a) 事実を知っている
例文:
She knows a lot about history.
---彼女は歴史についてたくさん知っています。
♠ 事実や情報を頭の中に「持っている」イメージ。

(b) 人を知っている
例文:
I know your brother.
---私はあなたの兄弟を知っています。
♠ 誰かとの関係性や認識があるというイメージ。

(c) 場所を知っている
例文:
Do you know where the library is?
---図書館がどこにあるか知っていますか?
♠ 場所についての情報を持っているか確認する感覚。

(d) 経験やスキルを知っている
例文:
He knows how to fix cars.
---彼は車の修理方法を知っています。
♠ 特定のスキルや方法についての知識を「持っている」イメージ。

(e) 予測や察知
例文:
I knew you would say that.
---あなたがそう言うと思っていました。
♠ 以前から「分かっていた」予測的な知識。

句動詞やイディオムでの使用

「know」は句動詞やイディオムとしても使われ、基本的な「知っている」という意味が派生しています。

know of: ~について知っている
例文:
I know of a great restaurant nearby.
---近くに良いレストランがあることを知っています。
♠ 詳細ではないが、その存在を「知っている」。

get to know: ~と親しくなる、知るようになる
例文:
I’d like to get to know you better.
---もっとあなたのことを知りたいです。
♠ 人や物事を時間をかけて「知っていく」感覚。

know by heart: 暗記している
例文:
I know the poem by heart.
---私はその詩を暗記しています。
♠ 何かを完全に「覚えている」状態。

know better than to: ~しないだけの知恵がある
例文:
You should know better than to lie.
---嘘をつかないだけの分別があるはずです。
♠ 何かをしない「知識」や「経験」を持っている感覚。

for all I know: 私の知る限りでは
例文:
For all I know, he might be on vacation.
---私の知る限り、彼は休暇中かもしれません。
♠ 自分の知識の範囲内での推測。

活用形と時制

「know」は不規則動詞で、現在形、過去形、過去分詞形がそれぞれ異なります。
各時制における「知っている」のニュアンスの違いを見てみましょう。

現在形: know / knows(3人称単数)
例文:
I know the answer.
---私はその答えを知っています。
♠ 現在の知識を表す。

過去形: knew
例文:
She knew the truth all along.
---彼女は最初から真実を知っていました。
♠ 過去の時点での知識や理解を表す。

現在完了形: have known
例文:
I have known her for ten years.
---私は彼女を10年間知っています。
♠ 過去から現在までの知識や関係が続いていることを示す。

未来形: will know
例文:
You will know the results tomorrow.
---あなたは明日結果を知るでしょう。
♠ 未来に「知る」ことになる感覚。

関連するコロケーション(連語)

「know」は多くのコロケーションと組み合わせて使われ、特定のニュアンスを持ちます。

know the answer: 答えを知っている
例文:
She always knows the answer.
---彼女はいつも答えを知っています。
♠ 知識を持っているという感覚。

know the way: 道を知っている
例文:
Do you know the way to the station?
---駅への道を知っていますか?
♠ 場所や道順についての情報を持っている感覚。

know the rules: ルールを知っている
例文:
You should know the rules before playing the game.
---ゲームをする前にルールを知っておくべきです。
♠ 決まりごとについての知識を持っている。

know for sure: 確かに知っている
例文:
I don’t know for sure, but I think he’s coming.
---確かではないが、彼は来ると思います。
♠ 完全に確信しているかどうかのニュアンスを示す。

know someone well: 誰かをよく知っている
例文:
I know her well.
---彼女のことをよく知っています。
♠ 相手との親しい関係を示す。

ニュアンスの違いと同義語との比較

「know」と似た意味を持つ「understand」や「realize」との違いを見てみましょう。

understand: 理解する
例文:
I understand how this works.
---これがどう動くか理解しています。
♠ 深い理解や論理的な把握を示す。

realize: 気づく、理解する
例文:
I just realized that I forgot my keys.
---鍵を忘れたことに気づきました。
♠ 突然、あるいは徐々に気づく感覚。

know: 知っている
例文:
I know the answer.
---私はその答えを知っています。
♠ 知識や情報を既に持っているという状態。

フォーマル・インフォーマルな場面での使い方

「know」はフォーマルとインフォーマルのどちらの場面でも使えますが、フォーマルな場面では「be aware」や「understand」などが使われることもあります。

インフォーマルな場面
例文:
I know what you mean.
---君の言いたいことはわかるよ。
♠ 日常会話で使われるカジュアルな表現。

フォーマルな場面
例文:
I am aware of the situation.
---私はその状況について把握しています。
♠ より丁寧でフォーマルな表現。

否定形や疑問文での使い方

「know」の否定形や疑問文は、知識や情報を持っていないこと、または持っているかどうかを確認する場合に使います。

否定形
例文:
I don’t know the answer.
---私はその答えを知りません。
♠ 知識や情報を持っていないことを示す。

疑問文
例文:
Do

Do you know where she is?
---彼女がどこにいるか知っていますか?
♠ 知識を持っているかどうかを尋ねる。

文化的背景や慣用表現

「know」を使った慣用表現には文化的な背景や、日常会話でのよく使われる表現があります。

to know the ropes: 事情に通じている
例文:
After a few months, I got to know the ropes at my new job.
---数ヶ月後、新しい仕事でのやり方が分かりました。
♠ その分野や状況に「通じている」という感覚。
「learn」を使用して書き換える事が出来ます。
After a few months, I learned the ropes at my new job.

know it like the back of one’s hand: ~をよく知っている
例文:
He knows this city like the back of his hand.
---彼はこの街を熟知しています。
♠ 非常に詳しく知っていることを示す。

you never know: 何が起こるかわからない
例文:
You never know what will happen tomorrow.
---明日何が起こるか分からない。
♠ 将来の不確定な状況を表す。

動詞の品詞転換や派生語の紹介

「know」は他の品詞に変換されて、より複雑な表現が可能です。

名詞: knowledge(知識)
例文:
His knowledge of history is impressive.
---彼の歴史に関する知識は素晴らしい。
♠ 知識そのものを示す名詞形。

形容詞: knowledgeable(知識が豊富な)
例文:
She is very knowledgeable about art.
---彼女は芸術に関してとても知識が豊富です。
♠ 特定の分野についてよく知っていることを表す形容詞。

実践的なフレーズや頻出パターンの紹介

「know」を使った実践的なフレーズは、日常会話やビジネスでよく使われます。

let me know: 教えてください
例文:
Let me know when you’re free.
---暇なときに教えてください。
♠ 相手に何かを知らせてもらう表現。

as far as I know: 私の知る限りでは
例文:
As far as I know, he’s already left.
---私の知る限りでは、彼はすでに出発しました。
♠ 自分の知識の範囲内で情報を伝える表現。

Know what I mean?: 私の言っていることが分かりますか?
例文:
You know what I mean, right?
---私の言いたいこと分かりますよね?
♠ 相手に自分の意図を確認する表現。

発音やアクセントの注意点

「know」の発音は [noʊ] です。最初の「k」は発音されないので、注意が必要です。

1. 「k」の音は無音なので、「no」のように発音します。
2. 母音「oʊ」は、しっかりと口を丸めて発音します。

例文:
I know the truth.
---私は真実を知っています。
♠ 「k」を発音しない点に注意して、「noʊ」と発音します。

knowの用法にちょっと一言

「know」は日常的に非常によく使われる動詞ですが、知っていると便利な応用表現もいくつかあります。

1. 「I know」と「I understand」の違い
「I know」は「知識がある」ということを表し、「I understand」は「理解している」という深い知識や分析の結果を示します。
この違いを意識することで、微妙なニュアンスの違いを表現できます。

2. 「know-it-all」という表現
「know-it-all」は、すべてを知っているふりをする人を揶揄する表現です。
例えば、「He’s such a know-it-all」(彼は本当に何でも知っているように振る舞う)というように、他人に対して批判的なニュアンスを含むことがあります。

3. 「let me know」と「keep me posted」の違い
「let me know」は、何かを教えてほしい時に使いますが、「keep me posted」は、状況が変わったり、進展があった場合にその都度知らせてほしい時に使います。
それぞれの表現を場面に応じて使い分けると便利です。

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