take / give / make / have / be / go / come / put / run / do / get / see / find / feel / know / say / think / keep
基本的なイメージと使い方
「think」の基本的なイメージは、「考える」「思う」という概念を中心に持っています。
これは、頭の中で情報を処理したり、意見を持ったりする感覚を表します。
例文:
I think he is right.
---私は彼が正しいと思います。
♠意見を持つイメージ。
例文:
She is thinking about her future.
---彼女は自分の将来について考えています。
♠頭の中でじっくり考えるイメージ。
使い方の種類とイメージとの関係
「think」は、抽象的な考えから具体的な事柄まで、広い範囲で使われます。以下はその使い方の例です。
(a) 単純に「思う」
例文:
I think it's going to rain.
---雨が降りそうだと思う。
♠予測や推測の感覚。
(b) 熟考する
例文:
He is thinking about the problem.
---彼はその問題について考えています。
♠問題解決のために考えるイメージ。
(c) 記憶をたどる
例文:
I can't think of his name right now.
---今、彼の名前が思い出せない。
♠記憶を呼び起こす感覚。
(d) 判断する
例文:
What do you think of this plan?
---この計画をどう思いますか?
♠意見を求めるイメージ。
(e) 計画を練る
例文:
We are thinking of going to the beach this weekend.
---今週末にビーチに行こうと考えています。
♠計画や行動を考えているイメージ。
句動詞やイディオムでの使用
「think」を使った句動詞やイディオムもよく見られます。
それぞれの基本イメージは「考える」ことに基づいています。
think about: ~について考える
例文:
I'm thinking about changing jobs.
---転職を考えています。
♠未来の選択肢について考えるイメージ。
think of: ~を思い出す
例文:
I can't think of his name.
---彼の名前が思い出せない。
♠記憶の中から引き出すイメージ。
think over: 熟考する
例文:
Let's think it over before making a decision.
---決断する前にそれをじっくり考えましょう。
♠慎重に考えるイメージ。
think out: 熟考して解決する
例文:
We need to think out a solution.
---解決策を考え出す必要がある。
♠問題解決を目的に考えるイメージ。
think ahead: 将来のことを考える
例文:
You need to think ahead about your career.
---将来のキャリアについて考える必要がある。
♠未来を見据えて考えるイメージ。
活用形と時制
「think」は不規則動詞で、時制によって形が変わります。
現在形: think
例文:
I think it's a good idea.
---それは良いアイデアだと思います。
♠現在の意見や考えを表すイメージ。
過去形: thought
例文:
I thought he was coming.
---彼が来ると思っていました。
♠過去の時点での思考や考え。
現在完了形: have thought
例文:
I have thought about it before.
---以前にそのことを考えたことがあります。
♠過去の経験が今にも影響を与えている感覚。
未来形: will think
例文:
I will think about it tomorrow.
---明日そのことを考えます。
♠未来の考えや思考を示すイメージ。
関連するコロケーション(連語)
「think」とよく組み合わせて使われるコロケーションも重要です。
think carefully: 慎重に考える
例文:
You should think carefully before deciding.
---決断する前に慎重に考えるべきです。
think positively: 前向きに考える
例文:
Try to think positively about the situation.
---状況について前向きに考えましょう。
think hard: 一生懸命考える
例文:
I had to think hard to solve the problem.
---その問題を解決するために一生懸命考えました。
ニュアンスの違いと同義語との比較
「think」に似た意味を持つ他の動詞と比較してみましょう。
believe: 信じる
例文:
I believe he is telling the truth.
---彼が真実を言っていると信じています。
♠「信じる」という強い確信を持つイメージ。
consider: よく考える
例文:
We need to consider all the options.
---すべての選択肢をよく考える必要があります。
♠複数の可能性を慎重に評価するイメージ。
フォーマル・インフォーマルな場面での使い方
「think」はフォーマルとインフォーマルな場面でどちらも使えますが、言い回しに違いがあります。
インフォーマルな場面
例文:
What do you think?
---どう思う?
♠カジュアルで直接的な表現。
フォーマルな場面
例文:
May I ask what you think about this proposal?
---この提案についてどうお考えですか?
♠丁寧でやわらかい表現。
否定形や疑問文での使い方
「think」の否定形や疑問文は、相手の意見を確認したり、否定的な思考を表す際に使います。
否定形
例文:
I don't think it's a good idea.
---それは良いアイデアではないと思います。
♠否定的な意見を述べるイメージ。
疑問文
例文:
Do you think this will work?
---これがうまくいくと思いますか?
♠相手の意見を尋ねるイメージ。
文化的背景や慣用表現
「think」に関連する文化的な表現や慣用句も存在します。
think outside the box: 型にはまらない考えをする
例文:
We need to think outside the box to solve this issue.
---この問題を解決するためには型にはまらない考え方が必要です。
think twice: 再考する
例文:
You should think twice before making such a decision.
---そのような決断をする前に再考すべきです。
動詞の品詞転換や派生語の紹介
「think」は他の品詞に転換されます。
名詞: thought(思考、考え)
例文:
I had a thought about that.
---それについて考えました。
形容詞: thoughtful(思いやりのある、考え深い)
例文:
She is a very thoughtful person.
---彼女はとても思いやりのある人です。
実践的なフレーズや頻出パターンの紹介
日常会話でよく使われる「think」のフレーズを紹介します。
think better of it: 考え直す
例文:
I was going to quit, but I thought better of it.
---辞めるつもりだったが、考え直しました。
think nothing of it: 大したことではないと思
う
例文:
He thought nothing of staying up all night.
---彼は徹夜することを大したことではないと思っていた。
発音やアクセントの注意点
「think」の発音は、最初の「th」の音に注意が必要です。
[θɪŋk]と発音し、舌先を軽く歯で噛むと正確な音を出せます。
最初はなれませんが、意識して噛む事が大切です。
特に「three」の発音などネイティブは完全に舌先を歯で噛んで発音しています。
thinkの用法にちょっと一言
「think」という動詞は、感覚的な思考や考えを表す基本的な動詞です。
しかし、日常会話ではさまざまなニュアンスで使われることが多く、単に「考える」だけではなく、「意見を述べる」、「予想する」、「信じる」といった意味を持つこともあります。
ここでは、これまで解説していない便利な使い方や豆知識を紹介します。
例えば、「think of」と「think about」には微妙な違いがあります。
think of: 瞬間的に思い浮かべるイメージです。ある特定のアイディアや人がすぐに頭に浮かぶ感覚です。
例文:
I just thought of a great idea!
---素晴らしいアイデアが浮かんだ!
think about: より深く考える、熟考するというイメージです。
あるテーマや問題に対して長い時間をかけて考える場合に使います。
例文:
I've been thinking about moving to another city.
---別の都市に引っ越そうかとずっと考えている。
また、「think」と他の動詞を組み合わせた表現もあります。
たとえば、「think ahead(先を見越して考える)」は、未来のことを予測して準備することを意味します。
例文:
We need to think ahead and plan for next year.
---来年に向けて先を見越して計画を立てる必要がある。
さらに、「think better of」という表現は「考え直す」や「再評価する」という意味を持ち、何かを再考して別の決定をする際に使われます。
例文:
I was going to quit, but I thought better of it.
---辞めようと思ったが、考え直した。
このように、「think」は単なる「考える」以外にも、状況に応じたさまざまなニュアンスがあるため、文脈によって使い分けると英語の表現力が高まります。